ポチ(下の子)が語った話、
それは、夏休みのことでした。
ご近所の人で、実家が沖縄だという人から
今までお土産なんてもらったことのない人でしたが、
お土産をいただいたのです。
それが、“サーターアンダーキー”
一袋でしたが、6~7個くらいは入っていたでしょうか、
あまり目にふれる間もなく姿を消してしまったので
記憶には、ほとんど残ってないのですが・・・。
ポチの記憶には深~く、深~く刻まれていたようでした。
大好物のサーターアンダーキーをもらえたポチ。
それはそれはとてもうれしかったそうです。
でも、受け取った次の瞬間
ポチは鬼姑によって地獄に突き落とされたのでした・・・。
『これ、ぴょんちゃん(義妹上の子)とポニーちゃん
(義妹下の子)が
大好きだから、今度来たときにもたせてやろ』
ポチが「それ、俺も好きなんだけど・・・」
と言ったそうなのですが、
『いいわ、またあんたには買ってあげるから』
といい、鬼姑、そのサーターアンダーキーを神棚のところに置いたそうです。
うちの神棚・・・。
手をつけるんじゃないぞ!という食べ物のおき場所です。
義妹にあげると思われるものは、たいてい神棚においてあります。
それから半年・・・・・・・・・・・・。
待てど、暮らせど、ポチに
鬼姑はサーターアンダーキーを買ってきてくれませんでした。
そりゃそ~でしょ~とも、
最初っから、ポチに買おうなんて、
鬼姑には、これっぽっちも、そんな気持ちあるわけないんでしょうから。
娘に渡し、「ありがと~」
って、言われた瞬間に、
ポチとの約束なんて、きっと、どこかに、飛んでってますよ
なので、ポチはずっとサーターアンダーキーに想いを馳せていたわけです。
歯医者帰りのスーパーの売り場の前で、
その衝撃の事実を伝えられた私は、
迷うことなくポチに6個のサーターアンダーキーを買いましたとも。
家に帰り、うれしそうにサーターアンダーキーを取り出すポチ
しかし、その後にも、想像をはるかに超える出来事がまっているのでした・・・。
(ん?おおげさか??)
・・・・・・・・・・・・・・・つづく・・・・・・・・・・・・・・