部屋を出ようとドアノブに手をかけたとき、何とも言えないニブい音が部屋に響く。
部屋を見渡すと膨らみのあったはずのベッドがそうではなくなっている。
音の正体は佑唯だということが分かる。
床に横たわっている体を起こし、支える。
「大丈夫?」
「帰らないで。ひとりにしないで」
「とりあえずベッドに戻ろう」
「うん」
多分、1人は怖いんだろうな。
「ねぇ、友梨奈。私が寝るまででいいからギュッて
してて欲しい」
潤ってる瞳に見つめられそう言われたら断ることができず、ベッドに横になろうとしたとき、。
っ!、、、、、何これ、、
頭の痛みとともに私が誰かと寝てる映像が流れてくる。次にその写真を見て怒る男の人。泣きながら去っていく女子。軽蔑の目で見てくる大勢の人。すごい形相で殴りかかろうとする人。
はぁ、、はぁ、、はぁ、、、
「友梨奈?友梨奈!」
「っ!えっと、、、」
「大丈夫?」
「うん」
ベッドに横になるのはやめて、ベッドの脇に座ることにした。
「私が寝たら、お風呂とか冷蔵庫のものとか勝手に
使っていいから」
「いいからもう寝ちゃいな」
そう言って頭をなでれば、5分も経たないうちに寝息が聞こえてきた。
私は起こさないように静かに部屋を出てお風呂へ向うことにした。
シャワーを浴びてるとき、さっきのことが頭の中でぐるぐる回っていた。
お風呂を出て時計を確認すると9時すぎだった。
寝るには全然早い時間だったが、ソファに横になり考え事をしていたら、気がついた時にはまわりが明るくなっていた。