目を覚ますと、周りは明るくなっていた。
友梨奈の看病もあってか体はすっかり元気になっている。
いつもは看病なんかされないし薬もないからなんか変な感じだな。

時計を見るとまだ5時すぎた頃だった。
シャワー浴びて、昨日のお礼がてらに朝ごはんでも作ってあげよ。

って、あれ?
友梨奈がいない。
もしかしてあの後帰っちゃった?
え、夢だった?
どこからどこまでが現実か全然分かんない、、。

とりあえずシャワー浴びて頭スッキリさせよ。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━





今日もいつも通りの時間で目が覚めた。
どーしよっかな。
私は迷った結果いつも通りランニングに行くことにした。





いつもよりも短めで切り上げて戻ると、お風呂場から水の音が聞こえてきた。
佑唯起きたんだ。
シャワー浴びてるってことはもう体調は大丈夫ってことだよな。朝ごはん作っとこ。



簡単なものだけど、丁度作り終わったとこで佑唯がでてきた。


「友梨奈!
 え、なんでいるの?
 あれ?え??」

「ちょっと落ち着きなよ笑
 ランニング行ってただけだから」

「ランニング?」

「そう。朝のランニングを習慣にしてるからさ」

「それでこの前も」

「そうそう」


佑唯はあの時、あんな時間に何してたの?


なんて聞けたらどれだけ良かったことか、今でもこの時のことを後悔している。