つまんない。


高校だから勉強難しいと思ったのになんか全然余裕。
だから余計につまらないな。


はぁ、寝よっかなー。
愛佳は始まって5分で寝てたし。
うん、寝よ。

















「てち、、、てち起きて」


誰かに体を揺すられてる。


「ん、理佐か、、なに?」

「何じゃないよ!寝すぎ!」

「は?」

「もうお昼だよ?」


理佐とは対象的に優しく言う由依


「うそ」

「ほんと、だから一緒に食べない?」

「うん、愛佳は?」

「隣見なよ」

猫みたい

「言えてる笑」

「可愛いね笑」


独り言のつもりだったのに由依と理佐にはちゃんと聞こえてたみたい。


「あ、」

「どうしたのてち?」


そうだ、先輩のとこ行くんだった、、


「おい起きろ」


脇腹の辺りを軽く殴る。


「ッ!」

「起きた?」

「痛いんだけど」

「寝てんのが悪いんだろ
   それよりお昼だから早く行こ」

「あー、おけ」

「ちょっと、2年生の教室行ってくる」

「うん、、」

「あ、お昼先食べてていいよ」

「分かった」





1年生が3階、2年生が2階、3年生が1階だから私たちは階段を降り2階へ向かう。







ふぅ、


「緊張してんの?笑」


うざいから私は無言で愛佳を睨む。


「無言で睨まないでよ」



「あ、いた」

「おい無視かよ」

「すいません」


近くの先輩に声をかける。


「ん、1年生?どうしたの?」

「ななせ先輩とあすか先輩呼んでもらえ
   ますか?」

「七瀬ー、飛鳥ー」

「ななみんどうしたん?」

「1年生が呼んでるよ」

「え?あ、、」


ななせ先輩は私を見て一瞬固まった。


「飛鳥は?」

「私が何?」

「うわっ!
   ちょっと、急に現れないでよ」

「あ、」


あすか先輩もななせ先輩と同じような反応してる。


「あの、ちょっと話したいんですけどいい
   ですか?」

「うん、ええよ」

「話するなら隣の空き教室行けば?
   ここじゃちょっとうるさいでしょ」


ななみんと呼ばれていた先輩が気を使って場所の変更を促してくれる。


「そうだね、友梨奈も、あっ、友梨奈ちゃん
   もそれでいいかな?」


友梨奈ちゃんか、、
気を使ってくれてんのかな、申し訳ないな。


「友梨奈ちゃん、だめやった?」

「あ、すいません。全然大丈夫です。」

「そっか、じゃあ行こっか」

「てち、階段のとこで待ってるね」

「あ、先帰ってていいよ。
   お昼食べる時間なくなっちゃうし。」

「そんなのてちも一緒、
   待ってるからゆっくり話しておいで?」

「うん、ありがと」





隣の教室へと移動する。

はぁ、結構緊張するなー、。

ひとつ深呼吸をし、


「あの、すいません」


深く頭を下げる。


「顔あげてよ、別に友梨奈ちゃんは悪くな
   いよ?」

「それですよ」

「え?」

「友梨奈ちゃんって、
   前は友梨奈呼びでしたよね?
   それに、、、」

「えっと、思い出したん?」

「いや、まだです。
   だけど1回だけ夢を見たことがあって。」

「夢?」

「はい、
   バスケの試合の帰り、3人で強くなろうって
   約束した夢を見ました。
   だから、小さい頃からすごい仲良かったの
   か、それとも幼馴染みとかかなって思
   って でもどっちにしろすごく申し訳ない
   なって、忘れたうえに気を使わせてしま
   って」

「忘れたのはしょうがないよ、友梨奈ちゃ
   んも色々あったんだよ、きっと
   だから、自分を責めないで?
   あと、ちゃん呼びになったのは愛佳ちゃん
   の提案だよ」

「愛佳?」

「そう、愛佳ちゃんが友梨奈ちゃん自身で
   思い出そうとしてるから他人のフリをして
   ほしいって、
   多分私たちが今まで通り接したら友梨奈ち
   ゃんの負担になっちゃうって考えたんじゃ
   ないかな」


そっか、、、


「先輩、私は昔みたいにって訳にわ行かない
   ですけど先輩は昔みたいに接して貰えます
   か?」

「え、でも、、」

「愛佳の考えには一理あるしそういう提案し
   てくれて感謝してます。
   だけど、、先輩たちにまで甘えらてられな
   いから、」

「分かった」

「ありがとうございます。」

「そのかわり、ななたちに壁を作らんでほ
   しいな」

「えっと、、」

「もともと仲良かったんだから、気楽に話せ
   る先輩としてでいいから仲良くしたいなー
   なんて、ダメかな?」

「すぐには無理かもしれないけど頑張りま
   す、、」

「うん!
   じゃあ、そろそろ戻ろうか?」

「あ!私、バスケ部に入ることにしたので改
   めてよろしくお願いします。」

「え、大丈夫なん?」

「はい、記憶を戻すために、、前に進むため
   にはまずバスケ部に入ることかなって」

「そっか、じゃあ遠慮なくななたち先輩を頼
   っていいからね、
   友梨奈は甘えべただから、先輩が無理やっ
   たら愛佳ちゃんとか由依ちゃん、理佐ちゃ
   んでもいいから絶対周りに頼ること、
   これだけは約束して?」

「私って甘えベタだったんですか?」

「昔のことは秘密やけど、今は絶対甘えベ
   タだよ。
   昨日と今日しか見てないけどあってると
   思うんやけど、どうかな?」

「あってますね、、」

「まぁ、記憶の方は焦らずゆっくりでいいか
   ら、普通に高校生として学校を楽しも?」

「はい、ありがとうございます。」

「じゃあそろそろ戻ろっか、愛佳ちゃんも結
   構待たせてるし」

「そうですね、ありがとうございました。」

「うん、また部活でね」

「はい」