こんばんは

今日スーパーに行ったら、丸焼き用の鶏が売ってて昨日書いた「いのちの食べかた」に映っていた鶏の加工現場が目に浮かびました。

鶏さん、明日クリスマス用に買いに行くから待ってろよ~ おいしく焼くからな~


さて本日はこちら
しあわせの雨傘 コレクターズ・エディション<2枚組> [DVD]/カトリーヌ・ドヌーヴ,ジェラール・ドパルデュー,ファブリス・ルキーニ

¥4,935
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観る前は「シェルブールの雨傘」の二番煎じだろうと思ってました。だけどカトリーヌ・ドヌーヴがジャージ姿で太ってても変わらず美人顔でオサレな表紙飾ってるなら、たとえ二番煎じでもいい!とほどほどの期待。


いやはや、これ、ちゃんとしたストーリーではないかっ!


原題は「ポティッシュ」で、同名の演劇が題材です。
ポティッシュとは棚や暖炉の上に飾られている、贅沢で豪華だが実用性のない花瓶や壺のこと。転じて、美しいが夫の陰に隠れ、自分のアイデンティティーを持たない女性に対して軽蔑的に用いられる用語なんだそう。
こんな例えが存在する時点で、フランスと日本の違いを感じる…。

舞台は70年代フランス、カトリーヌ・ドヌーヴ演じる雨傘工場の社長夫人は、亭主関白夫の言うことに黙ってうなずき、退屈だけど平和な日々を過ごしている。ところが工場でストライキが起きて社長は拘束される。しかし夫人が表に出始めたら工場は好転。その後も波乱は繰り返すものの、大きく飛躍する夫人の人生を描いたサクセス・ストーリー。

夫人のサクセスぶりは月並みですが、すかっと明るくて楽しい映画です。シェルブールの雨傘のようなミュージカル要素もちゃんと入ってきて、ドヌーヴのダンスも楽しめます。

70年代らしく古いフィルムのような処理がなされてるのもいいですね。インテリアやファッションのテイストとよく合います。

あと、フランス映画らしくエロティックな場面も美しくもコミカルに描いていて笑っちゃいます。夫人の若かりし日を演じてる女優が超絶セクシー美人だった……。

テンポも早く画面もカラフルで気持ちの良い映画です。女の子にはとくに楽しい作品でしょう。くるくるっと傘踊りしながら観てみてください。


$MariShimamura★Blog
にしてもドヌーヴ、君は美しかった…