きょうは大阪市天王寺区逢坂(天王寺動物園北側)にある”閻魔堂”へのご案内です。
えんまさまといえば、地獄の大王として異彩を放つ独特の存在。小さい子供には『うそをつくと地獄でエンマさまに舌を抜かれるよ』と言聞かせることはよくあることですね。
その閻魔(yama=エンマ)さまの本地は地蔵菩薩とされ、古く奈良時代から日本では信仰の対象となりました。奈良時代は現世利益が優先される世相のため広く普及しませんでしたが、平安時代になって末法思想が蔓延するにしたがい源信らによって平安初期には貴族、平安後期には一般民衆と広く布教されるようになりました。ここ天王寺にある閻魔さまを祀った西方寺閻魔堂(正式には「合邦辻閻魔堂西方寺」)の創建は聖徳太子といわれ、浄瑠璃の「摂州合邦辻」の舞台にもなっています。
場所は、ちょっとわかりにくのですがR25号線の天王寺公園(動物園)北側方面松屋町筋との交差点西側にあります。昨今、通天閣界隈は土日ともなればたくさんの人で賑わいますが、ぜひ足を伸ばして(徒歩約5分)訪れてみてください。
”逢坂”という地名は、逢坂の関にちなんで詠まれたという説や聖徳太子と物部守屋が仏法くらべをした合法ヶ辻(がっぽうがつじ)が近いなど諸説(合坂→逢坂)ありますが、昔から坂の多い大阪はどこへいっても坂に逢うことから逢坂→大坂→大阪になったとよくいわれます・・・ということで、きょうはちょっとわかりにくい場所にある合邦辻閻魔堂のお話でした。
《交通アクセス;地下鉄堺筋線恵美須町・地下鉄御堂筋線動物園前・地下鉄谷町線四天王寺夕陽丘》




