きょうは、大阪府と奈良県の県境にある”二上山”へとご案内いたします。

二上山

 

二上山にじょうざん)は、奈良県葛城市と大阪府太子町を跨ぐ山で歴史が古く、古来より、雄岳・雌岳の間に日が沈む様子から、神聖な山岳として、人々から崇められてきました。金剛山地の北部に位置しています。万葉のかつては、「ふたかみやま」と呼ばれていました。正確には、“雄岳”と“雌岳”の2つ山頂が存在し、北の高い方(517m)が“雄岳”で南の低い方(474m)が“雌岳”です。

 

 二上山周辺は、火成岩や火砕流堆積物が分布していることから、火山であったと考えられています。約2000万年前の大噴火により形作られたと言われていますが、活動時期は、新・第三紀と推定され、最終活動時期は、約1400万年前と推定されます。

 現在の二上山は死火山で、今後、噴火可能性はなく、地図で火山として分類されることはないとされています。


 付近には史跡が多く、古墳時代から飛鳥時代にかけて、二上山周辺は、海上の交通の要所、大阪湾・住吉津・難波津から、政治の中心の舞台である飛鳥地方への重要ルートとなり、二上山の南に、日本で最初の官道として知られる竹内街道が通ります(国道166号線)。

 また、前記の時代に謀反の疑惑をかけられて自害した、大津皇子の墓が雄岳山頂付近にあり、麓には相撲で有名な當麻の蹴速や、中将姫伝説で有名な当麻寺、聖徳太子ゆかりのの叡福寺(大阪府南河内郡太子町)、八幡太郎義家で有名な河内源氏発祥の壷井八幡宮(大阪府羽曳野市壷井)、西行法師入寂の弘川寺(大阪府南河内郡河南町弘川)、推古天皇陵などハイキングコース沿いに点在します。


二上山②