ブログネタ:知らないことを、素直に「知らない」って言える? 参加中


知ったかぶりを恥ずかしいと思った古い記憶は小学生の時のこと
社会の授業で河川の流域面積を川の面積だと思っていて幅が広く長い川が流域面積が大きいと思っていた。
それが間違いであることを先生に指摘され、文字通り顔が真っ赤になるくらい恥ずかしい思いをしたことを憶えている。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
若い頃は「今のうちじゃないと知らないことを聞けないよ」と言われたものだ。
確かに仕事の関係でお客様に「知らない」と言えないことはあるかもしれない。それは会社の看板を抱えているからなのだろう。
しかし、自分の責任の範囲であれば、逆に知らないことは「知らない」ので教えてくださいと素直に聞けるようになったのは歳をとってからかもしれない。
自分がこだわる分野であれば、知らないことを聞くことは、自分の知識を広げることになる。
「知らない」ということに何のためらいがあるだろうか。

ドラッグストアやスーパーで普通に売られている食器用洗剤の成分がどういうものかも以前は知らなかった。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
これが界面活性剤として使われている洗剤が多い。
分枝型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムが環境問題を引き起こしたので、代わりに使われるようになったとのこと。
石油から作られた合成界面活性剤である。
毒性は認識されているが、動物実験で確認された危険量よりかなり低い濃度ゆえ問題はなかろうと言う人もいるが、もちろんリスクはゼロではない。
環境に排出する際の濃度は低くても、それが魚などの生物が摂取して回り回って濃度が高くなることは容易に想像できる。

環境のこと、健康のことを考えれば、生分解可能な、自然に帰る成分を使った洗剤にすべきであろう。
悪いものを一切入れないことにこだわったメーカーが食器用洗剤を発売した。
まだ正式オープン1年前で徐々に製品ラインナップを揃えている段階だが、これは嬉しい。