以前、ドキュメンタリー映画『エンド・オブ・サバービア』を観た。


サバービアとは郊外生活 郊外生活の終焉という意味である。


オイルピークという石油の供給量がピークを迎え、石油の産出量減少・品質低下で石油がエネルギーに使えなくなる事が問題である。


郊外生活は戦争に赴いたアメリカ国民に提供された庭付一戸建の豊かな生活


郊外なので移動手段は車


合理的なアメリカという国は、石油を安く手に入れ車文化を発達させた。


自動車会社と石油会社は鉄道を買占め、主要な鉄道を廃止したとのこと。


さらに、エネルギーとしてだけではなく、日用品・薬・食品まで石油から作るようになった。


その影響が今も私たちの周りに残っている。


シャンプー・リンス・歯磨き・洗剤・・・ 一般に売られているものはほとんど石油から作られた合成化学物質が使われている。


薬だって石油から作られた成分だし、食品に大量に使われている添加物も化学合成のもの。


利便性と経済性を求めた結果、化石燃料の枯渇や地球温暖化という大きな問題に直面している。


その一方で、石油から作られた化学合成物質で、アトピーや花粉症などのアレルギー、メタボの原因、がん患者の増加など、私たちの健康が損なわれている。


環境と健康の問題は根が同じなんだと思い知らされた。