電磁波が健康に有害という話を耳にします。
高圧送電線などの近くに住んでいる人が白血病やガンにかかりやすいとか、
携帯電話を長く使っていたり、パソコンに長時間向かっていると頭痛がするとか、
強い電磁波環境にいると不妊や流産しやすいなどなど。
近年の研究で、超低周波電磁界が健康に対して長期的なリスクを増大させることが次第に明らかになってきているそうです。
超低周波とは、数十ヘルツまでの非常に低い周波数の電磁波で、透過性が高いという特徴を持っています。
超低周波は脳波と同じレベルの周波数を持っており、また人工的な電磁波であるために脳波に悪い影響を与えるのだそうです。
また、超低周波は遺伝子に対しても悪い影響を与えることが研究報告されています。
電磁波と健康への長期的リスクとの関係は明確な因果関係がついていないということが現状ですが、世界保健機構(WHO)では電磁波対策の必要性や具体策を明記した「環境保健基準」を出しました。
「疑わしきは回避せよ」という予防原則のメッセージをWHOは打ち出したわけですが、日本はこの意味をちゃんと理解して対応して欲しいです。
現時点では、国立環境研究所は電磁波による健康リスクの増大は問題ないと言っています。これでいいのか日本!