東京お台場のZepp Tokyoで行われたピークオイルに関するイベント行って来ました。
The End of Suburbia(郊外生活の終焉)を観て、アメリカが車社会を作ってきた背景と石油に固執する理由がはっきりと分かりました。アメリカの自動車会社、石油会社などが鉄道会社を買い、線路をことごとく潰してその代わりにHighwayを作り、車が必須の郊外生活が作り上げられた。
1930年頃テキサスでは石油は水より安かった。石油をメインとしてあらゆる製品が作られ、当然のことながら車社会としてアメリカは発展していった。アメリカの経済発展には石油は必須であり、そのために軍事増強・様々な戦争が起きた。イラン戦争は、中東の石油をアメリカが支配するために行ったとアメリカの身内の人間が回顧している。
ピークオイルは、石油の生産量がピークを迎え、需要が供給を上回ることで価格が高騰していくという問題。石油が高くなると、エネルギー源として使えなくなります。石油がとっても貴重になってくるわけです。
その中で儲けるのは下流のガソリンスタンドではなく、上流の油田を持つ者・採掘権を持つ者です。採掘権を取るために懸命になるのも当然ですね。
ブッシュ政権が温暖化を否定してきた理由、イランが核兵器を所持しているといちゃもんをつけて世界平和の名の下に戦争をしかけた理由、様々なアメリカの行動が一つの糸でつながったように思いました。
さて、ピークオイルが来るのは2010年と言われています。あと3年くらいしかありません。そうなったとき、「車に乗るのはやめましょう」...出来ますか?無理ですよね!
この現状をちゃんと理解して、エネルギー問題に取り組まなければならないと思います。
石油に代わるものは、風力・太陽光・水力などの自然エネルギーだと思います。ピークオイルを迎えると言われる2010年の計画では、日本の自然エネルギーの割合は約1%、EUは25%です。これで大丈夫なのか?マジで心配です!