今年のGWに日本科学未来館で日本免疫学会による免疫フォーラムが行われました。ビル


免疫の力で健康になることに関心がありましたので、2日間に渡るそのフォーラムに参加し、大学の先生や専門家の方々と様々な話をしてきました。


少し残念だったのは、免疫によって病気を治すことを学問・研究の観点から捉え、副作用もやむなしという意見を持った方が多かったことです。


自然のもの・天然のもので免疫力を向上させたいと願っている私は、この現実に落胆せざるを得ませんでした。


学問として免疫について研究している方々と、免疫力を上げて健康になるためにはどうしたらよいかを考えている私たちユーザとの温度差を感じずにはいられませんでした。



そんな中で、ある大学病院で小児科に勤務しているお医者さんとの会話によって、自分の知らなかった日本の医療の現状を知ることができました。


「日本の医療はアメリカに比べて非常に遅れている」というのです。


これは日本の医療が進んでいると思っていた私には衝撃でした。


「アメリカでは一人の医師が一日に診る患者は5人~7人。でも、日本はその10倍。」だそうです。


その先生は一日に50人~70人くらいは診なければならないそうです。当然時間に追われて十分な診察ができないのだそうです。


「看護士の数も少ない。それでも私たち医療関係者は必死の想いで医療に取り組んでいる。だが、限界が近づいているように思う。」


3時間待たされて3分診療というような理不尽な思いをした方はたくさんいらっしゃると思います。しかし、その理不尽さは医療を行う側にもあったんだと思い知らされました。


その先生は次のようにも言っていました。


「医学が進めば、予防医学になる。病気にならずに済んで病院に来たり薬を飲んだりしなくても済むようになる。これが理想だ」と。


ただの風邪に効くわけがない抗生物質を処方する医者ばかりだと思っていましたが、このような考えのお医者さんもいることが素直に嬉しかったです。



皆さんこのような経験をお持ちですかはてなマーク

私がお医者さんとの関わりが少なかったから知らなかっただけでしょうか。病院