みなさん、こんにちは。サイバーエージェントグループのサムザップで Enabling SRE をしているCatservantです。

 

SRE(Site Reliability Engineer)のカンファレンス SRE NEXT 2020 が 1月25日に豊洲フロントで開催されました。

カンファレンスを支援したく、エンジニア統括組織で話し合い、サムザップはスポンサーになることができました。

 

本当はノベルティにチロルチョコなどを配ろうと思ったのですが... トートバッグの中で溶けちゃったら嫌だなぁと思い、今回は断念しました。次回の開催には、溶けないノベルティを参加者のみなさんに配布できるように考えたいと思います。

 

さて、本題です。参加した感想とスポンサーとしてどうだったかを考えまとめました。

 

  1. 参加者としてどうだったか
    非常に有意義な時間を過ごせました。
    • 他社の事例が具体的に聞けて良かったと思います。
      • SREチームとして他社がどんなことをしているのか
        • 知識特化、役割特化というより、SREとしてどう働いているのか
      • 他社の立ち上げ時の課題やどうチームが構成されているのか
      • 他社のSREチームの取り組んでいる課題
    • 登壇者の方に直接深掘りができました
      • セッション間の休憩時間が移動および質問の時間になるので、話を聞けて良かったです。
    • いろいろなコミュニティで会ったことのある方がいっぱいいました
      • インフラ → SRE への転換されることが多いからでしょうか。
      • CAグループからも何人か参加していました(同じ会社なのに人が多すぎて気が付けないこともある...)
         
  2. スポンサーとしてどうだったか
    コストパフォーマンスが良い
    • 初回のカンファレンスなのに運営がスムーズでびっくりした
      • 映像が出力できないなどのトラブルがあったものの、たったの5分遅延で運営できていた
      • スタッフのみなさんお疲れ様でした。
    • カンファレンスパスと懇親会を2人分ついて、ロゴを掲載してもらえ、ノベルティ配布も可能
      • 金額を考えるととても良い投資だったなと感じました。
        (カンファレンスで懇親会行かないのもったいないなぁと思うのは私だけでしょうか?)
    • SRE本の読み解き、理解度を深める内容というよりも、SREとしての動き/各社の事情/事例紹介的な面が多かったです
      • より実践的に何をどうしているのかという部分が大事だと思いました
      • また同じ悩みを共有し、話せるコミュニティベースのカンファレンスはいいなと思いました。
    • SRE初心者向けコンテンツとして、SRE本の内容や役割を紹介するものがあっても良かったかなと思いました。
      • 現状はSREのSREによるSREのためのカンファレンス
      • そうしたら、若い子もきてくれるかな?学生でSREやりたい!って子にあったことがない。

各セッションについては、いろいろな方がブログを書かれていますので、そちらをご確認ください。

 

個人的に印象に残った内容は、日本経済新聞社のTakayasuさんの「日経電子版SREチーム立ち上げ中」でした。

最初にSREチームを立ち上げたときに、既存システムの運用業務を持っていないメンバーで構成し、徐々に組織内啓蒙した結果、非エンジニア職からも相談が来るようになったとのこと。SREとして、インフラ運用のイメージ脱却したり、ミッションについて説明したりと努力してきた私としては、すごい良い成果だなーと思いました。

 

もう一つ、内容で驚いたのが...

DeNAのMorimotoさん、Suzukiさんの「タクシーxAIを支えるKubernetesとAIデータパイプラインの信頼性の取り組みについて」

です。

タクシーを使わないで帰るようにしているので、まさか実際に走ったデータを元に学習した結果を使った経路推薦が実稼働していると思いませんでした。しかも、経路問題で判断が難しい時は無理に指示せず、ドライバーの判断に任せるところもよく考えられていていいなと思いました。

 

 

懇親会で数多く名刺交換していただき、お話しして、同じ職種の方々と引き続き交流したいなと感じました。

また、いろいろなコミュニティやカンファレンスにも継続して顔を出し、人脈をつくっていきたいと思います!