SGE のサムザップで テックリード 及び SRE(Service Reliability Engineer)をしているCatservant です。
最近は、前回のお題で宣言した通り、採用と外部交流/外部発表に力を入れており、6月14日に AWS Summit Tokyo 2019 で担当プロジェクトのAWS移設について登壇してきました!

 

取材してくださった@ITさんの記事

敬愛するクラスメソッドさんのレポート記事

育成で大事にしていくことは何か。またそれに気づいたきっかけは何か」について、私の考えをまとめたのでぜひ読んでください。

 

「育成」だと少し範囲が広いので、一番関わっている「新卒の育成」に絞ります。
新卒の育成で、私が一番大事にしていることは「本音で語り合う関係を築くこと」です。
本音で語り合う関係=信頼され、信頼している関係

組織において新卒に求められることは、いち早く組織に貢献することです。

例えば、エンジニアであれば 大小様々ですが以下のようなことが挙げられます。
・不具合の出ない開発をきちんとこなすこと (→ ユーザが喜び、アプリケーションやサービスの信頼度が上がる)
・最近、流行りの技術をみんなで勉強する機会を作り、次のプロジェクトで技術選定できる幅が広がった
・実装することだけでなく、プロジェクトの状況などに合わせた改善案が出せること
・とある分野での第一人者になって、日本人コミュニティを作成し、市場全体を盛り上げる。

新卒育成の一番身近なゴールだと思います。
中にはちょっと成長しないと上記のゴールにたどり着けない人もいるかもしれません。
その成長を促すためには、相手の長所を伸ばし短所を改善してもらうことが大事だと考えています。
でも、それが正確に伝わらない場合、優先順位の低いタスクを先にしたり、無駄なことに労力を使ってしまったり、個人的な最適解に走ったり、良いことなんて何もありません。

今ではこんなことをブログに書いている私ですが、新卒で入社した時には先ほど挙げた失敗例をいっぱいしていました。
良いトレーナーと上司に恵まれたと実感しています。
なので、会話でも面談でも、考えていることをきちんと相手に伝えて受け取ってもらうことが大事だと考えています。
信頼関係のない人が何を言っても心に響かないでしょうし、同じことを同じ口調で言っても、受け取られ方が違うことがあると思います。
本音で語り合える、またきちんと意思疎通の取れ、納得が行くまで議論できるような関係を築きたいと考えています。


では、どうしたら本音を聞き出すことができるのでしょうか。

それは「自分がまず本音で話すこと」だと思います。
なぜ、このプロジェクトは大事で、そのタスクを任せようと思っているのか。何をどうしたら、成長できると思っているのか。
今、メンターとして何を不安に思っていて、何をして欲しくないのか。逆に何をして欲しいのか。


こうした自分の思いを日頃から、きちんと伝えていき、信頼度を積み上げて、本音でぶつかり合える関係が築けるように努力することがトレーナーや指導者には求められていると思います。理想としては、