暑い!

でも、寒いよりは断然良い!


今日は、加熱脱着ーGSMS


この、システムを用いて、分析依頼が多いのは、

製品の定性分析。


250℃や300℃などの高温に加熱した際に発生するガスの定性分析。

目的はいろいろあり、

・原料の成分がどの程度残っているか?

・有害物質が発生しないか?

・製品を劣化させる物質を放出しないか?

・製品を製造する際の条件設定(加熱条件)のシミュレーション

等等。


その定性分析の結果を元に、定量分析につながる場合もあります。


今日は、その装置の立上げや条件設定。

加熱条件については、お客様が指定する温度と時間。

それにあわせて、試料からの発生ガスをカラムに注入するまでの条件を設定します。

ラインの温度や、発生ガスのトラップ温度や脱着までの昇温条件。

あとは、注入方法。

加熱脱着側からスプリットかスプリットレスなど

ガスクロ側からスプリットやスプリットレスやソルベントベントなど。

こちらは、悩みどころのひとつ。


基本は加熱脱着側をスプリットレスにしておいて、

ガスクロ側でスプリット比などを調製します。

例えば、キャリアガス流量を1ml/minに設定しておいて、

注入後0.02minくらいのところで25ml/minのベント流量に設定すると、

スプリット比25:1となります。


ま、あとは、実試料を分析してその結果から注入量の設定をしていければと思います。


こんなところで。