日々の業務中に起こったことや、

話題に出たことをテーマに、何かは手書き書こうと決めた昨今。


今日のテーマは「絶縁油中の微量PCB測定」

この分析は、簡易定量法10種、迅速判定法7種が簡易測定法マニュアルに定められています。


簡易定量法と迅速判定法どちらも判定に茂一いることが出来ますが、

迅速判定法の場合、検出(検出下限値:0.3mg/kg)すると、

簡易定量法又は192号別表2で示す方法で再度分析を実施しする必要があります。

再分析の結果0.5mg/kg以下でPCB廃棄物に該当せず、

0.5mg/kgを超えるとPCB廃棄物となります。ま、いまさらですが・・・。

前処理の注意点は各試験法により様々でしょう。

特に、分析の対象となる絶縁油には、主成分により種類分けされた7種類の油種(JIS C2320)やDOPがあり、その油種によって、前処理の工程を変えないといけない場合もあります。

試験法によっては分析可能な油種が限定されている場合も・・・。あったような記憶が・・。


前処理、精製の際にPCBと似た挙動を示すものがあると、やっかいですね。


簡易という名が付くものの、やはり熟練度を要する試験法だなと実感した次第です。

精密試験法に比べれば、簡易は簡易でしょうが・・・・。


そう言えば、2,3年前のある技術交流会の場で、

既に絶縁油PCBの価格が値崩れしており、

ある地域では○○円まで下がっているとの情報が・・・。

「もぉ、や~め~てぇ~」

って心の中で叫んでました。