最近、暖かくて心地よいですね。


さて、分析の信頼性

今日はその2として、精度について。


精度とは、ある一定の条件で、分析を複数回行い、その測定値のばらつき具合を意味します。

その要素として、標準偏差を用います。

標準偏差はn回測定したとして、

その平均値からそれぞれの測定値との差をそれぞれ二条したものを足して、n-1で割りその平方根をとります。


その数式から見ても分かるとおり、バラツキが大きいと、平均値との差も大きくなり、標準偏差も大きくなります。

ということは、標準偏差が大きいほど精度が良くないということになります。


この、精度。

大きく分けて次の二つがあります。

・繰返し精度

・再現制度


・繰返し精度

同一の分析者が、同じ条件、同じ方法、同じ操作などにおいて、同一と見なせる試料を複数回測定し、

そのばらつき具合を評価します。


・再現制度

異なる分析者が、異なる分析環境、異なる装置などをもちいて、同一と見なせる試料を測定し、そのばらつき具合を評価します。


今日は、こんな感じで。