やっぱり日韓戦はいいですね。

両国がW杯をかけて戦う機会がここのところないのが、

少し残念ですが。


さっ!今日も絶縁油中の微量PCB簡易測定


キャピラリーGC/ECD法としては、


・高濃度硫酸処理/シリカゲルカラム分画-キャピラリーGC/ECD法

・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム-キャピラリーGC/ECD法

・硫酸処理/ジビニルベンゼン-メタクリレートポリマーカラム分画ーキャピラリーGC/ECD法(第二版)

・ゲルパーミエーションクロマトグラフ/多層シリカゲルカラム-キャピラリーGC/ECD法  (第二版)

の四種類が簡易定量法として定められています。


第一版のは3月頃書きましたので、今日は第二版の

・硫酸処理/ジビニルベンゼン-メタクリレートポリマーカラム分画ーキャピラリーGC/ECD法(第二版)


概要は、試料を硫酸処理(2回)し、ジビニルベンゼン/メタクリレートポリマーカラムで絶縁油成分を除去し、

さらに、硫酸処理を経て濃縮します。


では、簡単に流れでも・・・・

・分析フロー


試料採取


    ←クリーンアップスパイク
硫酸処理(2回)


   


濃縮


   


ジビニルベンゼン/メタクリレートポリマーカラム  精製








   


硫酸処理


   


濃縮・定容


    ←シリンジスパイク
GC-ECD

で、まず最初の硫酸処理。

油種により、回数を増やす必要があります。

例)

JIS4種:硫酸層がピンク色に呈色する場合は硫酸処理を二回以上追加

JIS5種:硫酸層が鮮やかな黄色を呈色し、ガラス器具内にも着色する場合は硫酸処理を4回以上追加

JIS3種:ポリブデンの場合エマルジョンが生成しうまく分離しない。エマルジョン層はずべて除去する。

等といったように、油種により硫酸処理の回数が異なります、

このあたりが、油種の判別が必要となりますね。

聞き取り調査が必要でしょうか?

油種が分からなくても、

硫酸処理状況を見ながら、

処理を終える回数を決めればよいと思います。


また、全体的には、硫酸層が薄茶色の状態より薄い場合は硫酸処理を追加します。


ジビニルベンゼン/メタクリレートポリマーカラム精製は、

絶縁油成分とPCBを分画する際に使用されます。

分画試験もする必要がありますね。


では、こんなところで。