先日のブログで、ゴルフ場使用農薬の暫定指針値に新たに、

29農薬が追加されそうな旨をかきましたが、

同時に、分析法案も記載されております。


今回の暫定指針案で、

もう1つの目玉は、

LCMSMS分析による一斉分析が盛り込まれていることでしょう。


で、記載されている分析方法はこんな感じです。


一斉分析

試料200mL

塩酸2mL添加

固相抽出 ジビニルベンゼン-N-ビニルピロリドン共重合体ミニカラム

試料を通水

アセトン30mLで溶出

アセトニトリル2mL添加

濃縮乾固

アセトン/ヘキサン混液2mL転溶

ここからGCMS,LCMSMSを1mLずつ分取しそれぞれの工程に進みます。


・GCMS

濃縮乾固

0.01PEG アセトン/ヘキサン混液10mL定容

GCMS分析

ペルメトリン


・LCMSMS

濃縮乾固

水/メタノール混液50mL定容

LCMSMS

アセタミプリド、チアメトキサム、テトラコナゾール、イミダクロプリド、シクロスルファムロン、テブコナゾール、

エトキシスルフロン、ジフェノコナゾール、テブフェノジド、オキサジクロメホン、シプロコナゾール、

トリフルミゾール、カフェンストロール、シメコナゾール、ボスカリド、クロチアニジン、チフルザミド、

メタラキシルM


アセトンで30mLも溶出が必要なのか・・・・とも思いますが。

標準そろえて試験してみないとですね。

で、

次に個別分析

MCPA

酢酸エチル転溶

加水分解

ヘキサン洗浄

酢酸エチル転溶

HPLC 又はLCMSMS


オキサジアルギル

ヘキサン抽出又は固相抽出

シリカゲルミニカラム精製

HPLC


チオファネートメチル

ジクロロメタン店溶

LCMSMS


トリネキサパックエチル

水及びアセトニトリル混液転溶

HPLC


バリダマイシン

固相抽出

LCMSMS


ヒドロキシイソキサゾール

ジエチルエーテル転溶

LCMS


ベノミル

ジクロロメタン転溶

LCMSMS


ベンスルタップ

ジエチルエーテル転溶

LCMSMS


てな具合です。

細かい条件等実際にはつめないといけないところがあるとおもいますが、

これらも、実際にやってみてどうかって所ですね。

パブリックコメント募集期間 9月7日 17:00までです。