さて、技術士二次試験まであと一ヶ月。きゃ~
暑い夏になりそうです。
先日のブログで液クロの固定相について軽く述べましたが、そのつづき。
もう一度、極性順に
ODS
C8
C4
CN
NH2
シリカ
です。
ODS:オクタデシル基C18で最も汎用的なカラムではないでしょうか。
疎水性物質を保持します。
また、
C8,C4:それぞれオクチル基、ブチル基で、見ての通り、ODSよりも炭素数が短い官能基をつけたものです。
これは、ODSでは保持が強すぎて、分析時間が長くなりすぎる場合に、
保持の弱まるC8,C4を選択すると良いでしょう。
CN:シアノプロピルで順相クロマトでは汎用的なカラムです。
再現性、耐久性に優れたカラムと言えます。
NH2:アミノプロピルで主に糖類の分析に有用なカラムです。
一方で、アミノプロピルは耐久性が弱いのが難点かもしれません。
シリカ:芳香族化合物の分析に有用です。
移動相にn-Hexを使用するなど使用はしにくいかもしれません。
今日はこんなところです。