今日もさわやかな目覚め。
アニマルプラネットでは、
地球温暖化と闘う生き物たち
の南極篇をやっています。
南極の気温上昇で、
従来なら、繁殖に適した場所が、
決して適した条件にならなくなりました。
繁殖期には、そのような場所に、100万頭ものペンギンが集まっていたようですが、
相当数が減っているとのこと。
おびただしいほどの数のペンギンが群がっている映像を何度か見たことがありますが、
もう、見られることはないのでしょうか?
また、ペンギンの主食であるオキアミも温暖化や人間の乱獲によって
激減。
これまた、ペンギンの数を減らす原因となっています。
また、白熊も、
えさ不足が深刻です。
番組では、
子育てをしている白熊を題材に。
体に脂肪を十分に貯められないまま、
出産。
白熊の母乳には31%の脂肪分があるようですが、
それは、体内に蓄積された脂肪を母乳に代えているようです。
ってことは、当然母乳の脂肪分も少なく、
出も悪くなり、
子供をうまく育てることが困難になります。
調査によると、
以前は5%の割合で三つ子の連れている白熊を発見できたようです。
しかし、1996年以降、三つ子を連れている白熊を見たことが無いようです。
三つ子を産まなくなったのではなく、三頭育てることが出来なくなった。
ってことですね。
栄養不足により、
普段は、
遊びの中で力比べをするオスの子供もそれが出来なくなり、
メスは体力不足から、これからの出産、子育てにに耐えられるかも懸念されます。
よく、地球温暖化といわれるが、
南極の氷が増えている。積雪量が増えている。
という記述があります。
これを、危機と捉えることもできますし、
地球温暖化議論を冷ややかに見るネタにすることもできます。
いろいろ捉え方がありますが、積雪が増える時期があっても、
それが「じゃあ、心配しなくて良いんだね。」とはなりません。
南極での積雪量が増えたのは、
地球温暖化によって、海水温度が上昇し、
水の蒸発量が多くなった為におこる事象です。
で、積雪量が多くなると、
夏季に、従来現れていた地面が、雪や氷で覆われて、
地面が見えなくなります。
これは、ペンギンが集落を作りにくい状態を意味しています。
これは、ペンギンの個体数が激減する、原因になります。
地球温暖化、人間活動による生物多様性の危機。
様々な問題が絡み合っていますね。
特効薬が無いのが残念です。
「地球温暖化は日本にとって良いこと」って
言っている人がテレビでも見ますが、
正直、憤りを感じます。
あまり、行動に移せてない自分もえらそうなこと言えませんが・・・
すみませんっ