今日は、健康診断。

バリウム飲んできました。

バリウム自体は飲みやすくしてもらっているが、

ゲップを絶えるのが辛い・・・

してはだめと言われると、したくなる心理も、辛さを倍増させます。

とはいえ、走行しているうちに、ゲップが出る気配すらなくなりますが・・・


問診では、先に図った心電図の結果も見ることが出来ました。

そこで、先生が、一言

「ここに何か出てますね・・・」

「何がですか?」

先生

「いやいや、これは気にしなくて良いよ。何かでてるけど・・・」

お~い・・・・

ま、お医者さんが気にしなくてよいというなら、気にしなくてよいのでしょう。


さて、今日もガスクロマトグラフの注入口について

汚れによる農薬に及ぼす影響です。


残留農薬分析には以下の特性があります。

・比較的極性が高め(あくまで比較的です)

・微量分析

・スプリットレス注入(注入口からカラムへの移動速度が遅い)


これらの特性より、

注入口が汚れると、

吸着、分解を引き起こすことになります


特に影響を受けやすい農薬としては、

イソキサチオン、キャプタン、DDTといったところが挙げられます。


対策は下記の二つが挙げられます。

・注入口の洗浄又は交換

・カラム注入口側の切断

・クリーンアップによる、影響物質の除去


最初の二つは簡単です。

残留農薬分析の前には必ず注入口の洗浄または交換をしたほうがよいと思います


もう1つの影響物質の除去ですが、

先にあげた農薬については、

クロロフィル由来と思われる、緑色系色素の影響が強いです

これらを除去することが求められます。


また、注入口には、

ガラスウールや石英ウールを充填するタイプもありますが、

残留農薬の分析には用いないほうがよいです


N-メチルカルバメート系化合物

トリクロルホン

DDT

この三つにはを例にあげます。


ライナーに充填座を詰め込むと、

下記のような事象が起こります。


N-メチルカルバメート・ジクロルボスに分解

トリクロルホン・・ジクロルボスに分解

DDT・・・DDDに分解します


適切な前処理、注入口のケアが大事ですね。

あと、トリクロルホンは注入口の温度を160度程度まで下げれば、

きれいなピークが得られます。


今日はこんな感じです。