仕事が終わって家に帰ると、
子供二人が寝る直前でした。
今日は、長女と次女で初めて二人だけでお風呂に入ったとのこと。
どうやら、三女が抱っこしていないと、泣き止まないらしくて、
上二人だけでお風呂に入った様です。
もちろん、ところどころで嫁さんも様子を見に行っていたようですが。
子供も日々成長していますね。
さて、今日も昨日に続いて、
生物多様性国家戦略から。
生物多様性で必ず出てくる言葉が里地里山。
この、国家戦略2010においても、里地里山という言葉がほんっとうによく出てきます。
里地里山とは
農林業など人と自然の長年の相互作用を通じて形成された自然環境であり、
多様な生物の生息環境として、
また、地域特有の景観や伝統文化の基盤としても重要な地域です。
日本においては、国土の約4割を占めております。
その中でも、里地里山の骨格である、二次林の種類により、次の5つに 分けられます。
・ ミズナラ林タイプ
・ コナラ林タイプ
・ アカマツ林タイプ
・ シイ・カシ萌芽林タイプ
・ その他(シラカンバ等)
です。
これら二次林は、薪や炭の材料として最適です。
そういったことから、
かつては二次林ほどよく伐採されていたため、
樹木は小さく、日が良くあたる環境が広がっていました。
このような二次林には、
明るい林が好きなスミレ類、カタクリ、シュンラン、ツツジ類、ギフチョウなどがたくさん生息していました。
しかしながら、燃料が薪から石油、ガスに移行したことから、
これら二次林の利用価値が低下し、
伐採等、いわゆる山の手入れがされなくなりました。
そうなると、木は大きくなり、日が当たりにくくなります。
従来の日が当たるところで育つ生物が減少し、
ソヨゴやヒサカキなどの常緑広葉樹やササが増加します。
生きもののにぎわいをよみがえらせるために、明るく、手入れされた二次林を作って保つことが大切
です。
また、山を暗くする原因のひとつとして、竹があります。
たけのこを食べるために、山にたけのこを植えられましたが、
竹の自給率が落ちた為、
たけのこが手入れされなくなり、
竹林となってしまいます。
竹は生長が早い為、
すぐに大きく高くなり、
竹が周りの植林を飲み込んでしまいます。
これも第二の危機の1つでしょうか。
先に挙げた、二次林のグループで見てみましょう。
ミズナラ林タイプ:東北の日本海側や北陸の東北よりで、放置すると、やがてブナな
どの自然林に代わっていきます。
コナラ林タイプ(東日本):東北の太平洋側から関東、静岡にかけてで、人口が密集していて開発が多く、タケ・ササの繁茂が目立ちます。
コナラ林タイプ(西日本):人口密度が低く、雪のやや少ないところではタケの繁茂が目立ちます。
赤松林タイプ:東海地方から大阪、瀬戸内海周辺で、人口が密集しているが、ため池なども多く、
希少種も多い。開発やマツ枯れ、タケの繁茂の問題があります。。
シイ・カシ萌芽林タイプ:タケが繁茂しなければ、やがてシイ・カシの自然林に移行します。
里地里山
国、地方自治体、国民、NGO、企業が一体となって、
大切な自然環境をとりもどさなければいけませんね。
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