オリンピックの見せ場のひとつ、
フィギュアスケート始まりましたねぇ。
高橋選手3位スタートですね。
上位三人が0.6点差以内の僅差。
よりいっそうの緊張感が漂いそうですね。
検討を祈ります。
さて、今日も再生可能エネルギーから、
バイオエタノールについて。
何から、バイオエタノールを作るのか?
とうもろこし、サトウキビ、芋、草木等などたくさんの原料が考えられます。
そこで、注目を集めている原料の1つに、古紙があります。
古紙を使うメリットは、
紙は木材から、リグニンを除去して製造されます。
すなわち、紙にはセルロースとへミセルロースが主成分であるといえます。
従来は木材から脱リグニンを行った後、セルロース、へミセルロースを酸または酵素にて糖化します。
ということは・・・
紙にはリグニンが含まれていないことから、紙に直接セルラーぜを添加することにより、
容易に糖化することができます。
糖化して得られたグルコースなどを回収し、底から発酵によりエタノールを作ります。
古紙は再生紙にしないの?という声が聞こえるかもしれません。
もちろん、古紙は再生紙として再利用できますが、
再生紙が出来るまでに、多くの化石燃料を消費することや紙自体の生産効率もよろしくない点からも、
決して地球に優しい好意とは言いがたいようです。
一方で、古紙はシュレッダーなどで繊維長が短くなったこともあり、
酵素による、大きな糖化効率が期待されます。
A4の古紙500万枚を焼却すると、CO2が20.3t排出することになります。
一方で同じ量の古紙から10.2tのバイオエタノールを得ることができます。
古紙が第二の森林資源と言われている所以です。
一方で調べてみると、古紙からのバイオエタノール製造コストが高いらしく、
普及するにはそれなりの対策が必要でしょう。
ちなみに、2008年度の古紙利用率は61.9%です。
すごくなだらかではありますが、年々増加しております。
日本製紙連合会では2005年12月に『環境に関する自主行動計画』の中で、
”2010年度までに利用率62%”という努力目標を新たに掲げました。
2008年の時点であと、0.1%
2009年は銅だったのでしょうか?
7月以降で見ると、8,9月は62%にわずかに足らず。
7,10,11,12月は、63%程度でした。
これは、紙としての再利用です。
ちなみに、2009年の古紙の輸出量4,914,123tで過去最大だったようです。
前年比、142万tアップです。