今日は、休日。

朝から、5歳の娘と動物将棋、3歳の娘と動物絵合わせ(神経衰弱の動物版)と

交互に遊んでもらっています。


土曜日出勤があると、土曜日だけでなく、金曜日の夜も失ったようで、

損した気分1.5倍です。

一方で、土曜日は社内でも電話が少なく、他の日よりも仕事は進みます。

ま、何事も良いことがあれば、悪いこともある。

ゼロヒャクではない。

それならば、良い方向に考えたほうが良いですよね。


では、今日も環境省重点施策から。

再生可能エネルギーをはじめとする地球温暖化に向けた技術の開発・普及より


22年度に新たに組み込まれた事業について。

1.洋上風力発電実証事業  100,000,000円

2.温泉施設における温暖化対策事業  100,000,000円


まずは、

洋上風力発電から


従来、陸上で風車を設置していたものを海上に風車を設置し風力発電を行います。


背景

従来型の陸上風力発電では、

風切り音低周波エネルギーの問題。また、発電に必要な風が吹く場所の特定等の問題があった。

一方で洋上では

・陸上より、風速が強い→発電量が大きい


・風速が強い上に風向風速が安定→安定した電力の供給


・海は広い→大規模な発電設備が可能。

といった利点がある。


日本の動向

22年度 環境影響評価方法の検討 地域受容性評価及び基本設計

23~24年度 生態系、風況、環境調査 設計と実証機製造

         実海域設置(24年度)、配電システム設置、実証試験開始

25~26年度 実証試験、大規模ウィンドファーム評価手法検討

27年度 事業性等最終評価


まだまだ、これからですね。

漁業や海域の生態、航行など問題もあるかと思いますが、

海上を吹く強い風をエネルギーに変えられるには、積極的に利用しない手はないですよね。


海外に目を移しますと

ノルウェーでは、昨年より2年間の実証試験に入りました。

沖合10km 水深220m

出力2.3MWとのこと。

ちなみに、全世界での風力発電は120,000MWとのこと。


良いモデル事業があります。日本はどのような成果が得られるでしょうか?

次に、

温泉私設における温暖化対策事業


簡単に言えば、温泉の熱や温泉ガスを利用したものです。

京都議定書では、地域の特性を生かした未利用のエネルギー、廃棄物焼却等の廃熱の利用を促進し、地域における効率的なエネルギー供給を行うとある


一方で、そのような設備を整えるには初期投資が必要である。

そこで、本事業の意義は、

温泉の熱や温泉付随ガスを活用した温暖化対策を行う事業者を支援する。ことである。

ちなみに、

補助金、100,000,000円の補助金の内訳は、

・温泉熱の再利用・・・78,000,000円

・温泉付随ガスの熱利用・・・12,000,000円

・温泉付随ガスのコジェネレーション・・・10,000,000円


メタンが多く含まれる、ガスの管理をしっかりする必要はあるが、

面白い取り組みであると思う。


それでは。


そろそろ、環境測定について書いていこうかと思います。


奪取:技術士(環境部門)