寒い日々が続きます。
冬だから当然かもしれませんが、
とにかく、寒いのがほんっとぉ~に嫌いな私。
基本的に、前向きな性格なのに、
この寒さに対しては、プラス思考に置き換えられない。
さらに言うと、寒い冬に近づく、秋終盤も嫌い・・・・。
さて、今日も昨日に引き続き、
22年度環境省重点施策の1つ
25%削減目標の達成と豊かな暮らしの実現に向けた社会の変革から。
今日は、「カーボンオフセット」について。
昨日の「キャップアンドトレード」と同様
マイナス25%へ経済的手法の仕組みのひとつ。
日常生活や経済活動において、避けられない温室効果ガスの排出量をその排出量に見合った削減を何らかの形で相殺すること。
*ここで、避けられないというのは、排出量削減努力をした結果、それでも排出してしまうというニュアンスもある
相殺の方法はいろいろ・・・。
例えば、
・他の場所で達成された温室効果ガスの排出削減や吸収量を購入する
・他の場所で排出削減・吸収を実現するプロジェクトや活動を実施する
等がある。
この制度の意義は二つ
①企業業だけでなく、個人、団体、自治体や政府が、温室効果ガス排出量削減に向け、
それぞれが、主体となり活動すること。
②国内外の温室効果ガス排出削減・吸収の為の活動資金調達に貢献する。
まず①について。
それぞれが主体となって温室効果ガスの排出量を削減する活動をとるには、
まず、
自らが温室効果ガスをどの工程や活動で どの程度排出しているか認識する。
↓
削減可能な分野を特定するできる。
↓
排出削減意欲が高まる。
*どうしても、温室効果ガスを排出してしまう場合は、先に述べた相殺方法などにより、
埋め合わせをすることが出来る。
このことにより、温室効果ガスの排出がコスト!!であることを認識させることが出来る。
②について。
途上国など経済成長に伴い、環境、公害、燃料等の問題が増加、多様化している。
↓
様々なプロジェクトにて、問題解決の活動を行う。例えば・・・・
風力・水力発電の建設による、化石燃料削減
ゴミの収集・分別・適切な処理の促進
植林、森林保全
等
↓
上記活動により、公害問題・自然資源の改善と温室効果ガスの排出削減といった二つの効果を同時に実現することが出来る。
それでは、カーボンオフセットの課題を少々・・・・
1.温室効果ガスの排出量を正確に算定する必要がある。
→まず、測定から。そして改善といったところでしょう
2.排出量削減・吸収が確実かつ永続的に行うえることであるか。
→いつまでのその方法に頼れるものでないといけませんよね。いきなり、以前より削減できなくなった!!なんてことになったら困ります。
3.排出削減・吸収量が正確に算定される必要がある。
→ここを間違うと、いけませんよね。当然です。
4.排出削減・吸収のダブルカウント。
→目に見えない商品ですので、同一の削減量や吸収量を複数の顧客に売るといったことも、
しようと思えば出来るかもしれません。意図的にしたら詐欺ですよね。
売買の当事者間では、誰も損はしませんが・・・・。
それでは、海外に目を移してみましょう
まずは、イギリス。
ここ6,7年で大きくカーボンオフセットの市場が拡大した。
きっかけは、BBC放送のClimeta Changeという番組がきっかけとなったようである。
今では、インターネットを通じて、温室効果ガス排出量・吸収量を購入することが出来るとのこと。
どのように、オフセット制度を利用しているかというと・・・・ 例えば
・海外旅行とによる、航空機の利用や、自動車の利用にともなう、温室効果ガス排出量のオフセット
・日常生活で排出される温室効果ガス排出量のオフセット
意識が非常に高いです。
次に、規模
5,000,000トンCO2/年らしいです。
また、アメリカやオーストラリアにても積極的にこの制度が活用されているようです。
両国とも、車からの排出量のオフセットは多いようです。
また、アメリカは、企業のPR目的として、カーボンオフセットに取り組んでいるのも目立つ。
Googleやスタバ等。
面白いのはHSBCがオンラインバイキング利用者に対して、オンラインバイキング利用によって削減された紙の使用量に応じたオフセット商品を提供している。
YahooもGreenウェブサイトでオフセット・プロバイダーが提供するオフセット商品を購入できる。
等、自社サービス・商品と連携した商品の提供するものが目立つ。
一方、オーストラリア
契機としては、映画「不都合な真実」の影響が大きいようである。
温室効果ガス排出量・吸収量の商品としては、
風力発電等の再生可能エネルギーの導入、エネルギー効率の改善プロジェクト。
また、森林プロジェクトから生成さるるものがある。
お国によって事情が変わるのが面白いです。
今日はこのへんで。
しかし、ある本で読んだのですが、
勉強するには、まずは椅子に投資しなさいとのこと。(その本に紹介されていた椅子は普通に10万円を越えていました。)
我が家のPC机と一緒にある椅子は、
勉強するにはふさわしくない、心地のわるい椅子です。
椅子へ投資する。最近本当にその意味を実感しております。
