今日も寒いです。
芥川賞本年度下半期 受賞作無かったですね。
去年の夏、上半期の受賞作「終の住処」を読みました。
確か、盆休み一気に読み終えたと思うのですが、あまり良さは分からなかったです^^;
感性の問題でしょうか・・・?
さて今日は、22年度環境省重点施策の1つ
25%削減目標の達成と豊かな暮らしの実現に向けた社会の変革から。
鳩山政権の環境問題(特に地球温暖化問題)への取り組みの特徴として、
以前よりも世界をリードするようなものに変革したことが挙げられる。
昨年の国連気候変動首脳会合において、温室効果ガスの排出量を2020年までに1990年比25%削減するとう目標を示した。
国としての施策のコンセプトは、
国民個人、企業、団体等が25%削減目標へ自然に取り組める基盤づくりである。
この施策に述べられている内容について、
キーワードを拾い上げていこうと思う。
1.低炭素社会づくりのための中・長期目標達成ロードマップ
低炭素社会づくりのために、温室効果ガスの排出量を中期目標と長期目標を設定し、
目標達成に向けての取り組みを策定する
(予算は2億300万円(案) 21年度は1億5000万円)
大目標
低炭素社会の実現
現状の目標
2012年までに1990年比6%削減達成(京都議定書)
中期目標
2020年までに1990年比25%削減達成(国連気候変動首脳会合にて鳩山首相が表明)
長期目標
2050年までに現状から60~80%削減(2008年7月閣議決定 2009年ラクライラサミット*で先進国全体で80%以上削減を同意)
*ラクライラサミット 2009年7月 イタリア
産業革命以降で2度以上の気温上昇を避ける
先進国全体で温室効果額排出量を80%削減(いつを基準とするかは明確にはされなかった)
目標に向けて今後の対策を予測・評価し、施策導入の道筋を示す。
要は、これから検討するとの事です。
これらの目標には、早くも不可能であるとか、経済も含めて疑念の声も多々出ているが、
何もしないよりかは、良いのではないか(陳腐なコメントでごめんなさい・・・)
また、温室効果ガスの排出量を減らしても仕方がないという方もいらっしゃるようだが、
その方は、排出量が削減した後の世界を見たことは無いはずである。
まずは、やってみましょってことですね。
も1つ、サミットでのアメリカ(オバマ大統領)の積極性が高い目標が設定された背景の一つであったようだ。アメリカの真意は・・・?
2.キャップアンドトレード
国内排出量取引精度の1つ
政府が温室効果ガスの排出量の上限を設定する(キャップ)
↓
制度に参加企業ごとに排出目標量を割り振る。
↓
目標達成できなかった企業と達成できた企業が排出枠を取引できる(トレード)
*日本では賛否両論があり、制度としては導入されていない(自主参加型としては行われている)。
私的には、本方式は、温室効果ガス排出量の削減枠を大幅に達成した企業が、頑張った賞をもらえるという感覚で捉えています。
削減枠ぎりぎり達成した企業も大幅に達成した企業も同じ達成した企業としてくくられるのも残念ですよね。
また、排出量削減対策に多大な費用が必要なケースもありますので、それならば排出枠を買ったほうが良いってなるところも出てきますよね。
ちなみに、海外に目を移しますと。
EU:2005年に導入(EU-ETS)
ニュージーランド:2008年に導入(NZ-ETS)
オーストラリア:2011年から開始?
アメリカ:2009年から開始(RGGI)
EUはやはり早いですね。
さて、今日はこのくらいで。
明日も、25%削減からみでいきます。(たぶん。なにぶん気まぐれなもので・・・)