先日、妻がパートをやめたい旨申し入れると、即日解雇になったそうだ。
申し入れたのは辞める1か月以上前。他の人への迷惑を考え、早めに社長に申し出た(小さい会社なので)ところ、理由を聞かれて、正直に「労災に加入していない」「居室でのたばこの煙が嫌」を伝えたそうだ。
決算期に「買いたいものがあったら教えて」と言われ、空気清浄機を申し入れたそうなのだが、「たばこは換気扇の下で」とかいうお触れを出したものの守られず今日に至る。
また、妻が働き始める前に別のパートさんが通勤途上にケガをしたが、そこで労災に入っていないことが発覚していたそうだ。
理由としては言わなかったそうだが、決まったパートさんや営業さん(正社員ではない、というか正社員は社長のみ。以降も営業さんとする)に執拗に強く当たることもあり、それも嫌だったそう。確かに少しミスがあるそうなのだが、それに延々と説教することがあるそう。職場の雰囲気を社長一人で悪くしているようなものだったそうだ。

そもそも私が「たばこ臭くなるし、労災入っていないと怖いから辞めれば?」と勧めたのだけれど。

さて、理由を伝えたら「分かりました。改善すればいいですよね」と、想定外の反応だったそう。

たばこは決算期で号令をかけたし、歴代のパートさんも何度も言っていたそう。しかし対応されていない。
労災関連の手続きはそんなに短期でできるの?やる気あったらとっくにやっていただろうと思っていたら「労災に加入しないといけないことは知らなかった」「誰も教えてくれなかった」とのこと。
妻としては大変だったろうが、おもしろすぎる回答だった。笑った。

で、妻が退職の意志が固いと分かると、暴言が始まる。
年齢的に次の仕事は無理だ、需要がない、よくいるんですよね法律がとかいう人、とか。まあ、こういうことを書いても仕方なかろう。話し合いが10時過ぎからだったのだが、昼頃に「もう帰れ」「あなたのやっていた仕事は私がやる」等々、面白いことをいっていた。
ちなみに当日のやり取りは録音するよう知恵をつけておいた。ばっちり録音済みである。

妻に「どうする?法テラスとかで相談したら相手にダメージ与えられるよ。現在いる方々も守れるよ」と話したら、どうもやりたくないらしい。
そんなこんな話していたら「労働基準監督署には言わないでくださいよ、と言われた」とのこと。労働基準監督署にいうな、ということは労災の監督省庁まで把握していたってこと?それとも即時解雇がまずいって知っていたってこと?法律知ってるじゃない。

人物的にもまずい人だなとは聞いていた。会社を私物化しているような。例えば、税務調査で不正経理がかなり指摘されていた。自宅の光熱水費やネットフリックス、妹の家のリフォーム代、元カノの携帯代、は経費にしていた。また、売り上げを自分の口座に入れてそのまま、等。だが、営業など業務の電話は個人携帯からで、それは経費になっていない。税理士に月一回送付する領収書に個人のものが多すぎるそう。その話を聞いていた時点で妻をやめさせた方がいいと思っていた。

まあ、結果的にさっさとやめることができてよかったと思っている。
残ったパートさんに負担をかけるのが申し訳ない、というのはあるらしいが。

ただ、こういう会社はどのようにこういう会社を潰してやろうか、と模索中である。同じ業界に噂、というより事実をお伝えするだけでも効果があるだろうか。