今回は私の話である。

漫画はあまり読まないが、就職してから損保関連の仕事をしていた友人に勧められたものがある。「ナニワ金融道」だ。
読んでみて、いい影響を受けたと思うのでそれは後述する。ただ、惜しむらくはいろいろ表現が卑猥であるところだ。まあ、元々青年誌に掲載されていたものらしいので仕方ないのかも。

さて、昔、私は写真に関しては商用写真の撮影もこなしていたこともあったので、その経験から写真撮影を頼まれることもときどきあった。
その中で趣味仲間の女の子が「結婚したんで年賀状の写真を撮って欲しい。旦那も紹介したいし。」とか新婦から呼ばれて新居近くまで伺ったこともある。そのときの新婦は早稲田大卒、新郎が東京大の法学関係卒で司法試験に通ったから研修所に近いところに引っ越しつつ結婚、だったかと思う。
撮影後、お呼ばれして軽く飲むことになったが、そんな学歴の方と共通の話題なんてないだろうと思ってたところ、漫画の話になり、お互い盛り上がったのが「ナニワ金融道」だった。エピソードトークで盛り上がる盛り上がる!
彼曰く、間違いもあるけれど勉強になるとのこと。特に最終エピソードの手形関連のは知らないこともあったとのこと。こちらからはマルチ商法についての言及が少し甘いのでは?とか話した覚えがある。

ちなみに私はエンジニアだが、金融系のシステムを手がけることが多く、その際の助けにもなったし、更に知識を増やそうと考えるきっかけにもなった。
おかげで金利計算に関しては相当強くなり、お客様の業務用語で打ち合わせができるレベルまでにはなった。昔から業務を理解した上でシステムを、と考えていたが、それによりお客様に信頼を置いて頂けることに繋がるのも身を持って体験できたのは大きいと思う。

この漫画を通じて「なるほど、この業務だとこういう事も考慮したシステムがいいのでは」など、金融業以外でもよりお客様に近い立場でものを考えるようになったかと思う。