同じ部の別の部署でトラブルがあり、印刷物が出力できないのでワープロで内容を印刷して提出でもしないとまずい、ということがあった。終わらなければ徹夜もある、とのこと。
その部の特徴は、大手ベンダーに人出を貸すこと。不本意ながらそんな部の仕事をしていたときだ。
私の居た現場は基本定時で帰れるし、メンバーで補い合える関係でもあった。

そんな折の冒頭の連絡だ。徹夜があるとかいう現場に自宅から通う女子なぞ出せないので、我々の現場からは頑張って2名ヘルプ、先輩と私だった。
個人持ちのワープロを携えて、などとワープロなんて言っている時点でいつの時代やら・・というのはともかくも、所定の現場へ到着。

到着してそのビルにいる担当者に促され入場。しばらくすると連絡してきた部長が「方々声を掛けたけど来たのはお前らの所だけだ。なんだ、暇なのか?」と言われた。
いやいや、待て。依頼したのはどっちよ?そもそも他の現場も時間管理しているなら半数ぐらいの現場は人が出せることは分かっているだろうに。こちらは同期ネットワークで分かってるんだよ。手が空いてても手伝いたくないって連中なんだよ。部長の人徳なのか、エンジニアのエゴなのかは知らないけどね。

その後、あまり時間をおかずにトラブルは収まったとのことで帰れることになったので一緒に来た先輩と居酒屋に入り「少なくとも、手伝いに来た人にかける言葉じゃないよね?」と愚痴った。

そろそろその部長の年だが、さすがに同じような振る舞いはやらない。当時の部長は精神的に幼かったのかしら。
人に感謝できない人が役職や役割、立場で上に立つとろくでもないのかな、としみじみ思う。