職場に不思議な人がいる。

 

・周囲から「遊んでばかりいる」と誤解を受けている。

というのだ。その誤解を解きたいからと、

・エンジニアなのに不慣れな問い合わせ窓口の仕事をして、夕方には疲れ果てている。

・だから夕方からだらだらしていて、それが周囲には遊んでいるように見えると噂される。

・自分の仕事は人の居ない時間帯でないとできないから深夜や休日に出ているのだ。

なのに周りがあいつは遊んでばかりいると噂を流されている。

と、プロジェクト内のチャットで語っていた。

 

仕事はほどほどにするし、責任感はあり、自分がやらないと、というタイプだ。

しかし、チャットの量が半端ない。仕事に関係ないチャンネルで雑談を散々している。少なくとも多くの人がそういう認識をしている。

 

仕事で関わっていない限り、周囲は「遊んでばかり」と感じても仕方なんじゃ?と思うのだが、本人は気づいていないようだ。

 

さて、ジョハリの窓。どんなものかというと、例えばAさんの性格やふるまいについて。乱暴だけど、これをAさんの「自己」とする。

・Aさん自身が認識できているAさんの自己と、Aさんが認識できていないAさんの自己。

・他人が認識できているAさんの自己と、他人が認識できていないAさんの自己。

これを組み合わせるたものに名前がついている。

 

開放の窓:Aさんも他人も知っているAさんの自己
盲点の窓:Aさんは気が付いていないが、他人が知っているAさんの自己
秘密の窓:Aさんは知っているが、他人は気づいていないAさんの自己
未知の窓:誰も気づいていないAさんの自己

 

この人、自分では秘密の窓が多いと主張しているように思えたが、実は盲点の窓がかなり広いよな、と感じている。