最近、転売する輩を批判する声をよく聞く。
クリスマスシーズンの仮面ライダーのベルトがそうだった。今では妖怪ウォッチの関連グッズ。
定価より高い値で転売することへの批判だ。

で、批判するのは親たちである。
私もそういうものを欲しがる子供を持つ親ではあるが、批判はしない。

転売者は「売れなかったリスク」を覚悟で入手し、転売している。もしメーカー側が急ピッチで増産してしまえばほぼ儲けはなくなるどころか、損失が出るのだ。
なら、世の親たちは子供が欲しがってもそういう転売者から買わない、という当たり前の行動を取ればいいだけだ。そうすればいずれ転売者は「儲からない」と撤退するだろう。
また、子供には「今は品薄で手に入らない。転売といって通常の値段より高い値で売っている非常識な連中が居て、そこから買うことは可能ではある。しかし、我が家ではそういう非常識にお金は払わない」と子供に説明すればいい。我が家ではそうしている。

需要と供給で、需要(甘い親)が多いから転売者を助長しているのではないか。それは経済原則といってしまえばそれまでである。そういう輩を排除したいなら、批判するのではなく、買わないことだ。