私の仕事のスタイルとして、「顧客の満足」を求める傾向にある。とはいえ、無茶な要求や、時間の掛かるモノはきっちり折衝する、というのが基本ではある。

 過去には自分の未熟さゆえ、外部との折衝ができなかったり、内部に対してそもそもそのくらいはできて当たり前だと思って伝達していなかったということはあった。それは「みんな自分と同じ気持ち/思いだろう」という間違った感覚に支配されていたからに他ならない。

 思いはいろいろ交錯するが、恥ずかしながら自分より年少の方に薦めて頂いた書籍に触れた。以下、その書籍である。

人を動かす 新装版/デール カーネギー

¥1,575
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 色々な悩みを持ちながらビジネス書を読んできた者からすれば、これまで読んできた書籍に書いてあるものの根本が概ねこの書籍に依るんだろうな、ということは察しがついた。つまりは「本を書くような人は、この書籍を読み、それを自分なりに消化して、より分かりやすい表現にしたり、発展させようとしようとしている」感がとても伝わってくる。

 人を使う立場になれば、と思っている諸兄。早めに読むことを薦めます。これはIT業界に限った事じゃないですよ。