最近関わっている仕事で、富士通の汎用機の固定長データを受理するケースがある。それもCMT(*1)で。それを読み込みデータコンバートしてくれる機械もあるが、いつ壊れてもおかしくないらしい。
そんなもの、ファイル転送すればいい。しかし、PCで扱うにはいくつかクリアしておかないといけない課題がある。それを列挙してみよう。

[全般]
 ・固定長データでよい。
 ・漢字コードはファイル転送時に自動的に変換される。ただし、外字を使っている場合はその限りにあらず。
[文字]
 ・特記事項なし
[数字]
 ・通常(ゾーン十進)形式はそのままでよし。
 ・サイン付きの場合、符号部と符号無し数値部に分けた項目か、符号付きの数字かに変換しておく。
 ・圧縮形式(パック十進やバイナリー)は通常(ゾーン十進)形式に変換する。
 ・仮想小数点は、小数点を入れる。

こんなところだろうか?


とりあえず、参考になれば。


*1 CMT :カートリッジマグネティックテープ。昔はオープンリールの磁気テープが多かったが、取り扱いが面倒なのでカートリッジに収められたもの、だと考えればよいか。大型汎用機ではまだ主流の外部記憶装置のようである。