コンピュータに悪い影響を与えるのは、悪意のあるコードだけではない。

過去に、Excelから大型コンピュータへのDBアクセスを行った際、処理が重いため多大な影響を与えてしまった経験がある。たまたま閑散期で被害は最小限だったそうだが、これもよろしくないコードだったといえよう。
このようなものでなくても、コンピュータシステムに多大な影響を与えてしまうコードは、VBAでも記述は可能である。発覚しにくいものも作れてしまう。データの破壊でも漏洩でも可能だ。

プログラミングを行うということは、データを取り扱うということ。データを適切に扱うことも、壊すことも、どちらも可能である。作成者自身は悪意が無くても、プログラムのバグによりコンピュータシステムに被害を与えることも十分に考えられる、ということを忘れてはならない。


「自分だけは大丈夫」という意識は捨てること。問題を起こした人のほとんどが同じ意識である。ユーザーも、プログラマも。

一般的なソフトにはそういう仕組みはないだろうけれど、自分がプログラミングする場合は気を付けた方がいいだろう。