今回、技術的な収穫は「汎用機(IBM)をデータベースサーバーのように利用する事が可能」ということが分かった事。昔の汎用機からすると考えられないような進化、という印象を受けたのを覚えている。この経験は「たいがいの機器は通信できるんじゃないか?」と考えるきっかけになった。

ただし、汎用機の設定次第かもしれないが、ODBC経由の処理は優先実行されてしまうかもしれないことも分かった。実行クラス等を設定し優先度を変更できるのかなど、そのあたりは今後機会があれば確認したい。


【効果】
導入効果は絶大であった。
1ヶ月半かかっていた、という処理のうち、仮に1ヶ月(4週間とする)が整備と出力、残りの2週間のうち、チェックが1週間、製本作業が1週間だったとする。整備と出力、チェックがほぼ削減できた計算になる。それも作業は2~4人で行っていたので、3人として、5週間×3=15週間分(4人月弱)の作業相当が削減できることとなり、担当されていた方からは相当感謝された。



【課題】
VBAで作成するアプリケーションはクライアント上で動作する。配布に当たってはそのプロジェクトで一般的に行われていた方法で、汎用機上に置いて取得してもらう形を取った。しかし必ずしも効率的ではなかった。

AccessとExcelの棲み分けも考える機会になった。この場合、入出力インターフェースとしてExcel、表に出ないデータベースとしての機能をAccess、とした。

上記の2点は、この後のプロジェクトで練り上げることとなる。

~完結