某金融機関の開発基盤整備ということをやっていたときの話。

IBMの汎用機で、REXXやCOBOLでツールを作ったり、データをPC側に落として加工するような処理などを手がけていた。
その中で「毎年データベースのテーブル定義書を納品しているが、その作業に毎回1ヶ月半ほどかかっており、さらに会議室をひとつ占有するので、何とかならないか」という話が持ち上がった。


要望としては、なるだけ手作業は避けたい、納品は印刷して行うのでファイル形式は何でもよい、とのことであった。


IBMのDB2の仕様で、どのテーブルにテーブル定義が入っているかは分かっていた。これをCSV等に抜き出して、PC側に落としてExcelのフォーマットに加工する、というくらいならそう難しくない。しかし、やるならもっと手作業の介在を減らしたい。そう、ツールの画面からワンタッチでCSVを作ってダウンロードして、加工して、という一連の操作をすることで手作業を極力減らせないかと周囲に相談してみた。

するとデータベース周りを担当してるチームから
・汎用機のデータ取得はPC側から直接可能である。
・PCから汎用機のDB直接アクセスできるツールもある。
という情報を耳にした。