システム監査は、監査対象の工程によって監査内容が変わる。

システムの企画段階や開発段階での監査も定義はされているが、多くの場合は運用工程での監査が多いだろうか。
しかし、プロジェクトを上手に進めていくためには企画段階、開発段階でのシステム監査が必要なのではないか?と思う。例えばPMOという組織。これ、プロジェクトマネジメントに関する支援を行ったりする組織だが、失敗しないプロジェクト運営の手順といった知識が蓄積されるはずで、もしかすると業種業態によってかなり定型化できるのではないか?

プロジェクトの不確実性を取り払うのもマネジメントの重要な職務である。そういう意味ではビジネスのモデルと、それに対する監査手順の定義により、プロジェクトマネジメントのリスクは減らせるのではないか?

IT業界では、PMPの資格試験によりマネジメントに対する注目は高くなっているが、ITの世界のマネジメントはまだまだである。その処方箋になりはしないだろうか?と勉強と実践で試行錯誤してみようと思う。