よく、体言止めはいけない、ということを聞く。意味が曖昧になるからだ。その一方、体言止めでも意味が明確な場合がある。

経験上、体言止めは使い方次第だと思う。例を挙げる。


例1)この件については確認
例2)この件については未確認
例3)この件については確認中
例4)この件については確認済

このうち、意味が曖昧なのはどれか、というと例1である。
何が違うかというと、例1は動詞であるので、述語がない状態だから意味が曖昧になるのだ。
それ以外は状態を表すようになっているめ問題はないだろう。 

上記、簡単にチェックをするには、「である」を付ける、「する」を付ける、で確認するといい。
「である」は状態(だけではないが)を表す言葉に付けると違和感がないが、動詞につけると少し変である。
「する」は動詞に付けるとしっくりくるが、状態に付けると変な言葉になる。


ただし、動詞の単語で体言止めをしても、文脈からわかるようにも書ける。体言止めは文書のスピード感を出すときには有効なので、それぞれの表現に依存していいのではないかと思う。