冬である。自宅にはリビングにノートPC、寒い部屋に開発環境やツールが入っているメインマシンのデスクトップPCがある。夜に作業するなら、暖かいリビングで開発をしたいが、物理的に無理である。

しかし、よくよく考えてみると、WindowsXPには「リモートデスクトップ機能」があるではないか。これでリビングでぬくぬくと夜間作業ができるようになるのでは、と期待に胸を膨らませる。

接続する側:リビングのPC
接続される側:寒い部屋のデスクトップPC

まず、接続する側でリモートデスクトップを探す。スタートボタンからたどっても、インターネットで紹介されているような位置に起動アイコンは見つからない。そこで「ファイル名を指定して実行」で、mstsc と打てば良さそう、というのを見つけ、実行。


次に、接続される側。接続を受け入れる設定にすればOKなのだが、ここで気がついた。接続する側はXP Proffesional、接続される側はXP Home だったのだ。XP Home は接続する側にはなれても、接続される側にはなれないらしい。逆だと思っていた!

当初の目的は果たせないが、せっかくなのでリモートデスクトップが可能かどうかの実験を行うことにした。

・リモートデスクトップを起動する。
・[オプション >>]を押す。
設定は
・[エクスペリエンス]タブの接続速度を変更する(LANにした)。
・[詳細設定]タブで[設定]ボタンを押し、出てきたダイアログで「Tゲートウェイサーバーを使用しない」に変更する。※このサーバーがなんだかよく分からないが、家庭内ではそんなものないはずなので。
くらい。接続される側のIDに対するパスワードは設定されていることが条件で、それをクリアすれば難なくつながった。

家庭内ではしばらく実験だけで、実用化は先になりそうである。