大晦日 2つのチャンネルで「第九」をやっていた。NHKでの外人の指揮者と、民放での西本智実指揮のものの2つである。
第九は、ベートーベンが聴力を失ってから完成した(着手時はどうだったか知らない)楽曲で、初演はベートーベン自身が指揮を行った。といっても、耳が聞こえないので、彼は形だけ。彼の後ろに別の指揮者が居て、オーケストラは後ろの別の指揮者の指揮で演奏していたそうだ。また、演奏終了後の拍手にも当然気がつかないので、ソプラノのソリストがベートーベンを客席に向くよう促したとか。
年末に第九で大騒ぎするのは日本ぐらいなものだそうで、これがまあ、オーケストラをいささか潤しているような話も聞いたことがある。
そんな蘊蓄は置いておいて、両方とも驚いたことがある。
過去、私も第九を歌ったことがあるのだが、HNKで放送していた方ではソリストの一人が、過去に私が歌った際にソリストをしていた人だった。
更に驚いたのは民放の方だ。合唱団員の少なくとも一人が過去に所属していた合唱団の団員であった。当時から既婚であったが、影で団員の若い姉ちゃん一人を見定め手を出すような奴ではあったが、音楽に対しては真摯であった。
知っている人が頑張っているところを目の当たりにすると、自分を振り返って情けなくなってしまう。今年はそういう思いをしないよう、励んでゆきたいと思う。
第九は、ベートーベンが聴力を失ってから完成した(着手時はどうだったか知らない)楽曲で、初演はベートーベン自身が指揮を行った。といっても、耳が聞こえないので、彼は形だけ。彼の後ろに別の指揮者が居て、オーケストラは後ろの別の指揮者の指揮で演奏していたそうだ。また、演奏終了後の拍手にも当然気がつかないので、ソプラノのソリストがベートーベンを客席に向くよう促したとか。
年末に第九で大騒ぎするのは日本ぐらいなものだそうで、これがまあ、オーケストラをいささか潤しているような話も聞いたことがある。
そんな蘊蓄は置いておいて、両方とも驚いたことがある。
過去、私も第九を歌ったことがあるのだが、HNKで放送していた方ではソリストの一人が、過去に私が歌った際にソリストをしていた人だった。
更に驚いたのは民放の方だ。合唱団員の少なくとも一人が過去に所属していた合唱団の団員であった。当時から既婚であったが、影で団員の若い姉ちゃん一人を見定め手を出すような奴ではあったが、音楽に対しては真摯であった。
知っている人が頑張っているところを目の当たりにすると、自分を振り返って情けなくなってしまう。今年はそういう思いをしないよう、励んでゆきたいと思う。