11/14(土)13:00~ 群馬の太田市でウェブクリエーターシンジケートカンファレンスが行われた。

講演者の一人として参加したが、参加者も講演者も密度が濃く、熱い人が多かった、というのが印象である。

講演者の皆さんは時間をオーバーしまくっていた。どうしても伝えたいことが多かったのだろう。結構「え?もうこんなに時間が経ってる?」という感じだった。それだけインプットも多く得られた。ひとつひとつは掘り下げないが、充実した時間だった。

私も言いたいこと、伝えたいことはたくさんあった。しかし、聞き手が素人を想定して作ったネタなので、技術的にどうであるとか、聞いている人が情報を受け取りにくいようなこと(用語が分からない/一部の人だけにしか分からないような話)は避け、更に飽きる前に終わるようあえて短時間で済む構成にしていた。

口頭で話して伝えるより、サンプルを動かしたほうが分かりやすいネタであったので、準備していたネタが少なかった感は否めない。しかし、分かりやすかったからなのか、質疑がいろいろ出た。それだけある程度伝わったということであり、おそらくこのネタは他でも使えるかと思う。ただし、サンプルをもう少し増やすなどの対策は必要だろう。


現地では特に言わなかったが、懇親会でもいろいろとネタになっていたようなので補足する。

ExcelでWebアクセス、に関しては、ExcelのVBAという言語でこんなことまでできるよ、というひとつの可能性を示したつもりである。先ほども書いたが、ターゲットは「素人」。つまり、ITが本業で無い人が「それなら俺のあの業務にこんなことに使えるんじゃないか?」と考えるきっかけになればいいなというネタ作りをした。もう少し細かく書くと、今の業務を少しでも楽にできるんじゃ?という観点から、こういうことをしたい、というニーズ/ウォンツに気づく、いわば目的作りになればいいんじゃないかと、いうのが当方の思惑であった。それが今でなくても、頭の片隅に残っていて、あるとき「あ!」と閃くよう頭の中の引き出しに入ればいい。

なぜVBAだったか、というと、
・開発環境がいらない。
・業務で使っているならほとんど入っている。
・サーバーを立てるとか、そういう手間がいらない。
・IT系が本業で無い人の利用率が高い。
ということがあり、「やろうと思えば他の環境よりやりやすい」からである。

手段を考えるとVBAを知らない人には難しいし、VBAを知っていてもHTMLをどう解析すればいいのかは壁になる。しかしその壁は勉強し成長する機会にもなるし、自分では無理そうだがどうしても必要なら分かる人/専門家に頼めば済む。

Excelをただの表計算ソフトとしての使い道ではなく、情報収集/分析ツールとしての可能性は示せたかな?とは思う。あとはもっと「これは!」と参加者の心に響く具体的なサンプルを作らないと広まらないかな、とも思った次第である。


最後になったが、この場を借りて、こういう場をご提供下さった主催者に心より感謝する。おおきに。