情報処理試験の試験名称が変わっていた。従来のどの試験区分かをよく理解せず、ITアーキテクトという試験を申し込んでみた。

情報処理試験はこの業界にはいった一年目の秋に二種(今の基本情報)、二年目の春に一種(今のソフトウェア開発)を取得してから、受験するものがなくなり(当時は25歳以上でないと受験資格がない、という試験があった)、やむなく畑違いのオンライン(今のネットワーク、に近いが、当時は汎用機系の問題が多かったようだ)を受けては落ち、という状態で、あとはソフトウェア開発という試験区分ができたときに「午前免除」の権利を得るべく受験し通ったのが最後。そのあと、とりあえずときどき受けては落ちている。今回も、試験区分が変わったけど、という記念受験に近い。

場所は、板橋区のとある高校。中学と同じ校舎なので中高一貫の私立校なのだろう。試験案内は東武線の駅から徒歩13分とあったが、私は西武線の駅から歩いた。行きが35分くらい、帰りは25分くらい。

入り口では「手の消毒とマスク着用」を言われた。試験中もマスクを着用。ちょっと風邪気味だった私にはこれが辛く、結局帰りまでに体調を大きく崩すこととなり、家に帰るとほぼダウン、という状態に陥った。


肝心の試験の方だが、今回は試験勉強を全くしていない。というのも、申し込んでから調べたら「アプリケーションエンジニア相当」とのことで、それなら実務で経験してればなんとかなるんじゃ?7割取れればいいんじゃ?と甘いことを考えていた。

午前1は免除、午前2で問題を見て顔面蒼白。
問1、UMLのアクティビティ図。状態遷移図とシーケンス図らしいものは除外し、用途を考えて選択。
問2、DFDの分割。入出力の矢印数が合わない2つは除外し、外部からのインプットを受けないプロセスはまずかろうと、除外。
問3.BPMN。何じゃそりゃ?BPはビジネスプロセスか?じゃあ業務プロセスを表すものでいいや。

こんなように、とにかく適当。

ラッキーだな、と思ったのは計算問題の問9と問22。前者は単純計算だし、後者は極限の考え方が分かっていれば、展開すれば答えが出る。
知らないものも多かった。先ほどの「BPMN」もそうだが、「共通フレーム2007」「自然結合するSQL」など、確認しておきたいところだ。
いい問題だな、と思ったのが問5。記述にある「よいプログラム」の特徴を選ぶものだが、相手の定義を理解し、その中で何が推奨されているのかを読み取るもの。


そんなこんなであったが、採点してみると間違いは3問。相当カンが冴えていたようだ。
午後は相当辛かったが、どうなんだろう?印象としてはそれほど難しくなかったように思うのだが、どんな勘違いをしているのか分からないし・・。

とりあえずご報告であった。