トリム平均は、一定の割合の上限/下限のデータを平均算出の対象外として相加平均を求める方法です。スケートの採点などに使われている。専門家の判断はそうばらつかないだろうという見解で、かつ贔屓できない方法である。

計算方法)
 [要素から一定割合除外したもの] ÷ [一定割合除外した後の要素数]

例)
 要素が 4, 6, 7, 7, 8, 9, 9, 9, 9, 10 の 10個
 除外率が 20% とすると、

 先頭の 4 と 末尾の 10 が除外され、要素は 8個となる。

 その相加平均は 8 である。

VBAでの記述)
 WorksheetFunction.TrimMean 
  引数は2個
   第一引数は 数値、Array配列、Dim配列のいずれでも可で、引数に数値、Array配列、Dim配列が混在していても構わない。ただし、数値を指定しても意味はない。
   第二引数は Double型。計算から除外する割合を 0 ≦ n < 1 の範囲で指定する。上記のように10個の要素があった場合、0.2を指定すると上記と同条件になったが、0.19を指定すると全く除外されなかった。
  戻り値は Double 型