調和平均とは、往復の平均時速とか、電気回路の抵抗値の計算(並列)やコンデンサの容量の計算(直列)などを求める際に用いる。ちなみに、情報処理で稼働率(故障率)を求める際にも使う。
計算方法)
[要素数] ÷ [要素の逆数の和]
例)
300km離れた場所に車で往復する。
行きは平均 60km/h
帰りは平均 100km/h
だったとき、平均時速は何km/hか
平均速度の相加平均を取ると
( 60 + 100 ) ÷ 2 = 80 であるが、これはよくある間違いである。
行きは平均 60km/h つまり、5 時間
帰りは平均 100km/h つまり、3 時間
なのだから、300 × 2 ÷ ( 5 + 3 ) = 75 km/h となるはずである。
調和平均で計算すると(この先 / は分数を表す。1/60 は 60分の1 の意味である)
[要素数] は 2
[要素の逆数の和] は 1/60 + 1/100 = 8/300 = 2/75
[要素数] ÷ [要素の逆数の和] は 2 ÷ 2/75
通分するために割られる数、割る数にそれぞれ75を掛けて 2 × 75 ÷ 2/75 × 75 = 2 × 75 ÷ 2 = 75
この調和平均は 75 であり、先ほどの回答と合う。
こういう場合は調和平均が適切である。
VBAでの記述)
WorksheetFunction.HarMean
引数は1個以上30個以下であるが、それぞれの引数は 数値、Array配列、Dim配列のいずれでも可で、引数に数値、Array配列、Dim配列が混在していても構わない
戻り値は Double 型
計算方法)
[要素数] ÷ [要素の逆数の和]
例)
300km離れた場所に車で往復する。
行きは平均 60km/h
帰りは平均 100km/h
だったとき、平均時速は何km/hか
平均速度の相加平均を取ると
( 60 + 100 ) ÷ 2 = 80 であるが、これはよくある間違いである。
行きは平均 60km/h つまり、5 時間
帰りは平均 100km/h つまり、3 時間
なのだから、300 × 2 ÷ ( 5 + 3 ) = 75 km/h となるはずである。
調和平均で計算すると(この先 / は分数を表す。1/60 は 60分の1 の意味である)
[要素数] は 2
[要素の逆数の和] は 1/60 + 1/100 = 8/300 = 2/75
[要素数] ÷ [要素の逆数の和] は 2 ÷ 2/75
通分するために割られる数、割る数にそれぞれ75を掛けて 2 × 75 ÷ 2/75 × 75 = 2 × 75 ÷ 2 = 75
この調和平均は 75 であり、先ほどの回答と合う。
こういう場合は調和平均が適切である。
VBAでの記述)
WorksheetFunction.HarMean
引数は1個以上30個以下であるが、それぞれの引数は 数値、Array配列、Dim配列のいずれでも可で、引数に数値、Array配列、Dim配列が混在していても構わない
戻り値は Double 型