批判する訳ではないのだが、コーディング規約の話を持ち出すと「○○社のドキュメント生成ツールにコーディング規約があるのでお宅もそれを参考にすれば」と言われる場合がある。
「参考にすれば」というものを見たことがあるが、ソースコードからドキュメントを生成する際に必要なコメントを的確に書くことであった。大昔にCOBOLプログラムを解析し、ドキュメントを生成させるためにコメントをピックアップしやすいように規約を作った経験があるので、「やっぱり」という感があった。
つまりは「機械が解釈するためのコメント」が主軸であり、確かにコメントのおかげで可読性は高くなるかもしれないが、それまでである。
そういう規約に意味がないと言っている訳ではない。話をしている「コーディング規約」というものの認識、捉え方が違うのだ。
私が提唱(というと大げさだが)しているのは「不具合が混じりにく、見つけやすいコード」「仕様変更の影響度が小さいコード」をどう作るかであり、設計思想にまで踏み込んでいる。コメントを適切に、という話だけではないのである。それが「コーディング規約」という言葉に集約されているのがいけないのかもしれない。
では、「コーディング規約」と呼ばずに何と呼ぼうか。
デザインパターンというと「どの言語にも通用するもの」という理解をされるおそれがある。どちらかといえばVBA特有のものを対象にしたいのでこれはいけない。
コーディングルールというと必ず適用しなければならないもの、と理解されるおそれがある。現場や会社、企業の事情に応じて応じて取捨選択するものという位置づけにしたいので、これはいけない。
突拍子もない新語を造ると、ただでさえ新語であふれるIT業界で、浸透させるのも難しいが、敢えて言うなら「VBAコーディングガイドライン」「VBAコーディング知識体系」という名称なら意味としてぶれていないだろう。
で、これからその新語にするのか、っていうと、そうでもない。名称よりも先に中身である。
「参考にすれば」というものを見たことがあるが、ソースコードからドキュメントを生成する際に必要なコメントを的確に書くことであった。大昔にCOBOLプログラムを解析し、ドキュメントを生成させるためにコメントをピックアップしやすいように規約を作った経験があるので、「やっぱり」という感があった。
つまりは「機械が解釈するためのコメント」が主軸であり、確かにコメントのおかげで可読性は高くなるかもしれないが、それまでである。
そういう規約に意味がないと言っている訳ではない。話をしている「コーディング規約」というものの認識、捉え方が違うのだ。
私が提唱(というと大げさだが)しているのは「不具合が混じりにく、見つけやすいコード」「仕様変更の影響度が小さいコード」をどう作るかであり、設計思想にまで踏み込んでいる。コメントを適切に、という話だけではないのである。それが「コーディング規約」という言葉に集約されているのがいけないのかもしれない。
では、「コーディング規約」と呼ばずに何と呼ぼうか。
デザインパターンというと「どの言語にも通用するもの」という理解をされるおそれがある。どちらかといえばVBA特有のものを対象にしたいのでこれはいけない。
コーディングルールというと必ず適用しなければならないもの、と理解されるおそれがある。現場や会社、企業の事情に応じて応じて取捨選択するものという位置づけにしたいので、これはいけない。
突拍子もない新語を造ると、ただでさえ新語であふれるIT業界で、浸透させるのも難しいが、敢えて言うなら「VBAコーディングガイドライン」「VBAコーディング知識体系」という名称なら意味としてぶれていないだろう。
で、これからその新語にするのか、っていうと、そうでもない。名称よりも先に中身である。