何でも情報処理試験制度が変わっているらしい。この春から「ITパスポート試験」というのができていたそうだ。
調べてみると、従来の初級シスアドより難易度が低く、択一問題が100だそうだ。
サンプル問題や実施された問題が公開されている。
サンプル問題: http://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/ip_sample_all.pdf
実試験の問題: http://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2009h21_1/2009h21h_ip_qs.pdf
実試験の解答: http://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2009h21_1/2009h21h_ip_ans.pdf
中を見てみると、IT技術者には難しいような問題まであって意外と面白い。仕事をする上での基礎や、ITにかかわる仕事をする上での基礎、といったところなのだろう。
一般の人はともかく、IT技術者なら、テクノロジ系は情報処理技術の中核部分、それもこの試験の内容は基本であるので、確実に8割は正答して欲しいところだ。また、ストラテジ系、マネジメント系の知識は多くのIT技術者の頭から欠落しているものだが、これらの知識なくして業務システムを予定の予算や工期で完成させることは極めて低いだろう。試験問題で問われていることは決して無駄なことではない。こういうところからもこれらの分野の重要性を認識してほしいものである。