ほどんど使っていない銀行の口座で、定期預金を解約し普通口座に入れてもらおうと相談窓口へ行った。

持っていた通帳は統合前の通帳。10年近く記帳していないし、住所変更もしていない。申し訳ないなあ、と思っていた。待っていると出金伝票と入金伝票とに記入と押印をしておくよう促された。

 

いやいや、びっくりした。

人もあまり稼働していなかったが、私の対応で5人くらいの行員があくせくと動きだした。そりゃ記帳も大変だろうさ。しばらく待ってから、担当のお姉さんから「この定期、残額がゼロ円でした」と言われた。

この時点で15分ほど経過

 

この口座は定期預金を担保に幾らか借り入れをしていたのだが、新しい通帳を渡され、それがマイナスのまま。あちゃー!意識してなかったけど借金背負っちまってたのかよ!参ったな。

総括して〆の説明に入り「定期はゼロ円で」と言ったところで、他の行員が「定期の解約が終わってません」と言った。で、待ちに。

この時点で25分ほど経過

 

ちょっと冷静に考えた。この口座は定期預金を担保に幾らか借り入れをしているぞ?それがそのままマイナスかよ?

それおかしくない?と思って、次にお姉さんが現れたら確認してみよう、と思っていたら、別の若いお姉さんが「すいません、定期は残高ありました」と。これで尋ねなくて済む。

で、無事解約作業に入るわけであったが、先ほど「残額がゼロ」と言ったお姉さんが出金伝票と入金伝票を破棄していたので、また記入することに。

この時点で40分ほど経過

その際、「tech-noteさんっていい人ですね」と若いお姉さんから言われた。普通は「いつまでまたせるんじゃ!」とか言う人が多いらしい。こちらも銀行統合で厄介だったのは知っているし、銀行によっては古いデータはオンラインにしていないとかいう話も聞いたことがあるので、怒る気は起きなかった。怒ったって作業が早くなる訳でもないし。

謙虚に対応する若いお姉さん。近所なので名刺でも渡しておくんだった。

 

それで手続きが終わるのを待ちつつ、暇つぶしに今考えているもののDB設計をしていると、ようやく終了。

この時点で約1時間経過

 

解約なんかでは貰えないはずなのに、なぜか粗品を頂けた。

 

 

確かに1時間を 無駄にしたのは嬉しくない。しかし、システムを使っている人に罪はない。実際にシステムの方針を決めている連中はそういう当たり前のことを考えているんだろうか?

彼女らは「システム」を信じて仕事をしている。なら、それに応えられるものが必要であろう。彼女らに罪はない。