サーバーとは。
複数台のコンピュータをネットワークで繋いだ際、そのうちのどれかに特別な役割を持たせることがある。その特別な役割を持たせたコンピュータを「サーバー」と呼ぶ。
規模によって、いろいろな組み方がある。規模の小さいものから順に
・誰かのパソコンをサーバー代わりに利用するケース ・・ ただし、これを「サーバー」と呼ばないことも多い
・一台の専用機に、幾つかの役割をさせるケース
・一台の専用機に、ひとつの役割をさせるケース
・複数台の専用機に、ひとつの役割をさせるケース
がある。
例えば、3台のパソコンをネットワークで接続し、そのうちの一台にすべてのパコンのデータのバックアップを確保する、とすれば、バックアップの各穂先のパソコンを「バックアップサーバー」と呼ぶことがある。
サーバーの種類としては、例えば次のようなものがある。
・ファイルサーバー ・・ ファイルを共有するためのもの
・DHCPサーバー ・・ 各コンピュータにIPアドレスを割り振るためのもの
・DBサーバー ・・ データベースマネジメントシステムをインストールし、データベースを利用するためのもの
・Webサーバー ・・ インターネットサイトを公開するためのもの
また、システム開発現場でデータベースも開発したプログラムコードも動作させるための環境(Webサーバーなど)を1台のコンピュータに入れて「テストサーバー」と呼ぶこともある。
DBサーバーなど、負荷が高くなるものは、クラスタリングという技術を使い、複数台の専用機にひとつの役割をさせることで負荷分散させることもある。
最初にも書いたが、複数台のコンピュータをネットワークで繋いだ際、そのうちのどれかに特別な役割を持たせたもの、と捉えておけば大きくは間違わないだろう。