念のため、私見であることを前置きしておく。

MicrosoftはインターフェースをWPF(Windows Presentation Foundation)、つまり.net Framework 3.0 以降の前提にしたいのは間違いなかろう。Office製品自体のインターフェースがどうなるかは分からないが、フォームを使うものに関しては同様と考えて良いだろう。
現在、VBAのフォームモジュールであるが、Visual Souace Safe と連携するとフォームとコードとが別々に保存される。が、フォームのコードはテキストベースではなく、読み取ることはできない。WPFがVBAのフォームモジュールに適用されると、おそらくXAML形式で保存されるだろう。
XAMLはXML形式であるため読み取ることができる。また、ロジックと分離できるため、画面はデザイナー、処理はデベロッパー、という棲み分けを完全に行うことができる。これはFlashを開発しやすくしたFlexでも同様で、MXMLというやはりXML形式で、デザイナーとデベロッパーが分離できることを謳っている。

さて、問題となるのは互換性である。ユーザー数が多いだけに新しい技術と古い技術の併用も必要だし、移行など、企業にとっては嬉しくないものがある。
ただ、言えることは「フォームとロジックをきれいに分けておけば、それほど移行が困難である訳ではない」のだ。つまりは、今から「フォームモジュールはイベントをキャッチするくらいにして、あとは標準モジュールかクラスモジュールに処理を記載する」ようにしておけば移行コストも相当減らせるだろう。

そのための作法をきっちりとまとめておく必要性が重要かと思う。こちらのブログでもそのあたりは啓発して行く所存である。